結束バンド
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フラッシュバッカー – 結束バンド
転換点 いつかノートに書いたあの言葉たちはきっと 泡になって消えた行方なんて知らない 擦り切った白いチョークがはらはらと落ちていったまるで 星屑みたいだと見とれていたんだ 嗚呼 いつかは消えてしまうけど誰かの記憶には残れるかなこの瞬間を切り取ってさ 光る朝が 朝があまりに眩しい 眩しいからさなんかもう それだけで心が宙に舞う君の言葉がずっと離れない 離れないフラッシュバッカー今も思い出してる 薄明…
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ラブソングが歌えない – 結束バンド
スワイプされる日常スクロールして歌詞もわかんない歌が流行ってる何が本当か フェイクかなんてさどうでもいい 愛ってなんだっけ シュラバすら起きない 私だけの秘密基地で ひとりずっと ずっと ずっと 叫んでる小さく でっかい 声で もがいてんだよああ嫌だ 嫌だ 嫌だ形のない情熱が 止まずに 痛いラブソングなんてもう 頭上でスルーした誰かのスキャンダルもひとによっては運命が変わってんだくどいメロディーに…
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あのバンド – 結束バンド
あのバンドの歌がわたしには甲高く響く笑い声に聞こえるあのバンドの歌がわたしにはつんざく踏切の音みたい 背中を押すなよもうそこに列車が来る 目を閉じる 暗闇に差す後光耳塞ぐ 確かに刻む鼓動胸の奥 身を揺らす心臓ほかに何も聴きたくないわたしが放つ音以外 不協和音に居場所を探したり悲しい歌に救われていたんだけどあのバンドの歌が誰かにはギプスでわたし(だけが)間違いばかりみたい 目を閉じる 暗闇に差す後光…
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転がる岩、君に朝が降る – 結束バンド
出来れば世界を僕は塗り変えたい戦争をなくすような大逸れたことじゃないだけどちょっと それもあるよな 俳優や映画スターには成れないそれどころか 君の前でさえも上手に笑えないそんな僕に術はないよな嗚呼… 何を間違った?それさえもわからないんだローリング ローリング初めから持ってないのに胸が痛んだ 僕らはきっとこの先も心絡まって ローリング ローリング凍てつく地面を転がるように走り出した 理由もないのに…
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光の中へ – 結束バンド
(私+期待-不安)×ギター=ロックだ(私+君-時間)÷ギター=ライブだ 戦々恐々になってる本番8小節前劣等感ぶっ壊して光の中へ飛び出した 生まれたよ一つ新しい世界がこの時間 この場所 まるで絵空事 毎分毎秒が奇跡刹那の煌めき日々の隙間に意味を落とせ 上手くいかなくても前を向けなくてもこのフレーズ この歌本当に好きな音 頑張ったって爪弾きそれでも爪弾き 届けてみよう 不器用でも束ねていこう 何処まで…
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忘れてやらない – 結束バンド
ぜんぶ天気のせいでいいよこの気まずさも倦怠感も太陽は隠れながら知らんぷり ガタゴト揺れる満員電車すれ違うのは準急列車輪郭のない雲の 表情を探してみる 「作者の気持ちを答えなさい」いったいなにが 正解なんだい?予定調和の シナリオ踏み抜いて 青い春なんてもんは僕には似合わないんだそれでも知ってるから 一度しかない瞬間は儚さを孕んでる絶対忘れてやらないよいつか死ぬまで何回だってこんなこともあったって …
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ひみつ基地 – 結束バンド
今日という日を また無駄にしよう長い瞬きして 秘密基地に行こうさあ行こう なにもすることがないからとりあえずねっころがるふとん秒針が意味もなく 進んでく ふと浮かぶあのときの景色なんで今思い出しちゃうんだろもやもやと 闇に潜る理由 スキューバダイビングみたい目を閉じれば新世界だ落書きし放題の壁なにを描こう 秘密基地 だれも知らない広がるパノラマは 燦燦と輝いてる自由意志 ココロの行方無限大 「夢」…
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星座になれたら – 結束バンド
もうすぐ時計は6時もうそこに一番星影を踏んで 夜に紛れたくなる帰り道どんなに探してみても一つしかない星何億光年 離れたところからあんなに輝く いいな 君は みんなから愛されて「いいや 僕は ずっと一人きりさ」 君と集まって星座になれたら星降る夜 一瞬の願い事きらめいて ゆらめいて 震えてるシグナル君と集まって星座になれたら空見上げて 指を差されるようなつないだ線 解かないで僕がどんなに眩しくても …
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小さな海 – 結束バンド
あぁ また今日が終わっちゃうのか何か一つでも 僕を 変えられたかい?もう 戻ることのない時間が怠惰な 眼で 僕を見てる このままじゃきっとまだ 進めないって分かってたこれっきりじゃ足んないよ もっと刺激を頂戴色違いじゃ嫌んなるよ もう僕は僕だけなんだから諦めを諦めて 散々泣いて泣き腫らして 枯れた海がまた今日も明日を 懲りずに探してる簡単なことばっかりじゃ つまんないかも今よりも少しだけ 明るくな…
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青い春と西の空 – 結束バンド
8月の青空かき混ぜるみたいに飛ぶ鳥の鳴き声聞こえてた 汗ばんだTシャツ真ん中をつまんで風起こす 電車に揺られて フラミンゴ色に染まる西の空とわたし宙舞う埃がキラキラ反射してる 当たり前みたいな顔して青い春を食らってみたんだ甘すぎてとろけそうでも毒にもなるかも伸びていく影を踏みしめて早くうちに帰ろう世界は狭い、なんて大きな嘘だ 写真には写らない音や声、匂いが異常事態 ずっととれないんだ 背伸びし続け…