細井徳太郎
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魚 _ 魚 – 細井徳太郎
魚 魚魚 魚 魚魚 泳いでいく魚 魚魚 君も魚 これが魚? 浮かんでいく魚 魚魚 魚 魚魚 泳いでいく魚 魚魚 バカな魚 君も魚 浮かんでいる 街から街へと泳いでく浮かんでく次に来る場所にダンス ここだけの話街から街へと泳いでくる浮かんでく月に似ているねダンス これだけの話 魚 踊る魚 魚 魚魚 歪んで行く魚 踊る魚 君も魚 バカな魚 回ってるよ 魚 踊る魚 魚 これが魚? 歪んでいく魚 踊る踊る…
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ハッピーハッピー – 細井徳太郎
君といれたら僕は幸せさ何を捨てても良いと思えたんだ僕はこれから息を潜めていく君はまっすぐと進んでいけたらいいんだよ ハッピーハッピー ハッピーハッピー 僕はこれから旅に出るでもなく狭い道を行ったり来たりでもしようかなこれで最後さ、1人の往復切符だって幻みたいにやがて溶けてなくなってしまうけど 日が落ちたら また出かけようよきっと毎日が楽しくなる ううううううう うううううー 誰も僕を傷つけてはいな…
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今は何時? – 細井徳太郎
ただいま。今は何時?丸と四角の夢を覗いてた。今日だけは、大目に見て。いつもの窓際で一休み。おかえり。今日はカレー。丸と四角に野菜を切ります。いつまでも、覚えてて。いつもの匂いが遠くなってた。 肝心な事ばかり忘れてしまうなそれは随分と昔の記憶(こと)簡単な言葉が浮かべばいいのにな風に吹かれても、痛くはないよ ただいま。今は何時?丸と四角の夢の中にいた。えんぴつの先のワルツ。朝まで踊り明かして待つよ。…
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ロキのうた (feat.七尾旅人) – 細井徳太郎
ロキ、時を超え。ロキ、君は僕の元に現れた霧の向こうから、ふわり ロキ、伝説の。ロキ、魔法にかけられた君は今ここで姿を変えるよ ロキ、時を超え。ロキ、運命を変えてよ君がいたことが全てを変えたよ。鮮やかな魔法、誰がかけたんだ? ああ、黒いその瞳で、見つめてるのはどこ?ああ、柔らかな身体、そっと、僕に委ねる ロキ、時を超え。ロキ、運命を変えてよ君がいたことが全てを変えたよ、だから ロキ、伝説の。ロキ、魔…
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息をして (feat.大友良英) – 細井徳太郎
黙ってたんじゃ分からない、誰もがそれを望んでるあああ息をして、今日も息をして、暮らしていく ラベンダーはどこかしら、夕暮れ時にキスをしてあああ生きている、今日も息をして、暮らしてく とてもじゃないけど、1人じゃ生きれないそれはまだ遠く空回りした心の合図で手を繋ぎましょ誰かの日々に届くように 1.2.3.4! 機関銃は街の中、歩く平和を撃ち抜くあああ愛してる、今日も息をして暮らしていく とてもじゃな…
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日々をあるいていく – 細井徳太郎
国境から日々をあるいていく。つもりもない風でも生きている。風寄りの自販機に小銭を入れて、ブレイキ一つ、あーあ。残響から日々を探し当てる。束の間の音だけに沁みてくる。あんたらの言いたいことだって分かるけど。 呼び声一つ、横目にしたままで、誰も笑えない映写機で写してもらえたら、このままで、崖の端っこに行こうよ ぽつり一つ雨粒が落ちても。誰も気付かなくてもいいんだよ。逆さまにした靴の下にも双眼鏡。三日月…
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ガラクタ段ボール – 細井徳太郎
ああ、この部屋の 日当たりとさよならさ段ボールに詰めた 思い出漁ってみた あの坂で 夕焼けが雲と落ちて三丁目の寂れた夢たちと 段々溶けていくよ 明日には そこの角で 会えるはずだ ああ、ここからじゃ 見えないな 籠の中探偵から 教えてもらった 秘密の場所 諦めてた あの人の 夢もいつか天国で きっと叶うはず 段々飽きるくらい 何度だって 思い出せる 簡単なことさ 立ってるだけでも ここから崩れそう…
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晴れたらいいのに – 細井徳太郎
今日もまた一日中ぼんやり通りを、眺めていた。どうでもいいニュースとか言葉が心溶かして、離さないよ。常識も伽藍堂ここまでの季節、早く終わらないかな。こうしてる間にもぼくらの心の空は曇り模様だ。 晴れたらいいのに。晴れが見たいのに。晴れたらいいのに。晴れたらいいのに。君は知らん顔。置いてかないでよ。 今日からは逃避行さ大きめの、スーツケース引きずって、向こう岸に浮かんでる宝の島行きの、バスに乗ろうか。…
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青いワンピース – 細井徳太郎
飾りのない毎日 漫画とゲームばっかり読みかけた本はどこかな ゴミ箱の横に落ちてたみんなはどうやって生きてる? 想像もつかないけど煙草と昼寝も飽きたな そろそろ出かけよう こ れ か ら一人生きていけるわけもなくてま る で青い ワンピースぐしゃぐしゃ 脱ぎ散らかして たまには散歩と買い物 隣の魚屋に挨拶幽霊船はゆらゆら 雲と踊ってたみたいだ少し歩いたらくらくら もう家に帰りたいな触りかけのゲームは…
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定刻が過ぎて – 細井徳太郎
定刻が過ぎて、始まった僕らの映画も心が滲んでて、うまく感想も言えないな 贅沢がすぎて戻れない、小さく淡い部屋心が初めて、錆び付いた傷を浮かべてた さらさらの気持ちが滲んだら、踊ればいんだよ見てもない夢に振り回されてたざらざらのノイズが聞こえたら、歌えばいんだよ現実は冷たくて部屋の暖房上げた 見えないように隠しておいてよこれじゃいつまでも進めないよ見えないように隠れておいてよこれじゃ本当に 定刻が過…