畠山有希

  • 恋文 – 畠山有希

    乱筆乱文にてごめんね最初で最後の手紙をああだこうだとやっと今書き終えて封を閉じましたきっと今年もここで見るはずだったあの木々たちが花をつけました ひとつふたつ薄れてく記憶さぐる車道側どんな所に魅かれてどんなことに笑ってた忘れてしまわないように あなたが好きだったあの歌繰り返し繰り返し聴いたわたしだけになった毎日は望んでいたのと違くてわたしが好きだったあなたは小さな嘘も大きな手で包み込んでそっとそよ…

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