生稲晃子
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日曜日はいらない – 生稲晃子
愛していい人と いけない人いるわけないよね 恋は選べないわ 夏の休暇は どこがいいかと隣りのテーブルで 相談してる恋人たちの 白いポロシャツまぶしく光ってる コーヒー・ハウス 日曜に会えない恋が悲しくて 泣かないけれど… ねぇ 愛を下さい禁じられても 離れていても止まらない夢ですまるで 恋は春の嵐 困らせないわ 困らせたいのごめんね この心 揺れてばかり 淋しがりやは 欲ばりねひとりじめ したくな…
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昔だったら – 生稲晃子
花で飾ったテーブルで頬杖ついて待ってます今日は二人の記念日なのにやっぱりあなた 忘れてる 昔だったら 昔だったら私泣いて喚(わめ)いて 怒ってるあなたにとって私は何なのと 時計の針は私の味方少しは大人になれたみたい だから一人でワインを開けて乾杯二人の小さな歴史に乾杯あなたの優しさ 信じています すり寄る仔猫 抱き上げて頬づりしたら ふと涙甘えることがひどく苦手な少女の頃を思い出し たった今なら …
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麦わらでダンス – 生稲晃子
麦わらでダンスダンス夏の陽射し 弾ねながら麦わらでダンスダンス浜辺のバレリーナ (ウインク)貸しボートの小さな赤いテント眠そうな顔で 逃げ込んだ彼(バカ!)せっかく2人でここまで来たのに遊んでくれなきゃ 拗ねちゃうからね (ホラホラ)誰かが(誘うけど)私(ダメダメ)見てるわ! 恋のアトリエ 麦わらのぼうしぼうし風にそっと飛ばされて麦わらのぼうしぼうし手持ち無沙汰の夏ねえ つかまえて 早く…(ネェ!…
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夢に逢いたい – 生稲晃子
眠れない今夜は眠れない 月の雫のプールサイド星の数だけ 青いラメ パジャマのままで ここまで来た私の影は流星 あの人を想うと なぜか夢のその途中で心が心が 躰を離れてく 逢いたい 逢いたいその言葉だけをずっと信じて 1人きり逢いたい 逢いたいくり返しながら愛の誓いを 胸に 裸のままで 泳ぐように魚になったハート あの人に抱かれて きっと夢の行き止まりで瞳を瞳を 静かに開かせて 愛して 愛して本当の…
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Virgin少年に接吻を – 生稲晃子
ごめんなさい…眼を伏せ Ziri Ziri-Izi Iziして純情でしょ…心が Doki Doki-Odo Odoする 「少し 寒い…」夕闇に隠れ スタジアムの芝生で時間を忘れてたね 横目でにらんでスカートについてる 枯草を払ったのマニキュアは赤 Va Va Va Virgin 少年恥らうみたいに 小指の形に波打つ胸元でもね Virgin 少年 キスも知らなくて淋しく ねぇ ないの?不良させて あ…
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Shadow of Palm Tree – 生稲晃子
(Sweet Twilight time) 西風吹く(Still I’m in love) 海岸線止めたクーペの屋根に掠れた 夏が 揺れた…(Shadow of Palm tree) (Sweet lonely days) 通り過ぎた(Still you are here) 光と影閉じ込めてるね鍵がかかった 夏の名画座 硬い椅子に 愛がぽつんと座ってるね夢を見て 今も (Forgive…
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ファンファーレが聴こえる – 生稲晃子
ファンファーレが響く中でさよならのキスをしたいね涙なら胸の奥ダムのよにせき止めて ボン・ジョヴィでも歌いながら力まかせ握手をしてヤケだっていいじゃない泣くなんて似合わない 春が苦しいのはいろんな別れを恋人達のもとah 風が運ぶせいね まるで卒業式だね気がつけば桜が舞う季節が訪れる人は誰もみな旅立つ時笑顔つくる寂しさ知るの 帽子を空に放り投げ馬鹿騒ぎもいいと思ういつかしらキミと観た映画など真似してさ…
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わたしだけのリバティー – 生稲晃子
仲間達とスキーなんて 気楽なものねAh 電話ひとつも かかってこない浮気なんて 出来ない娘と安心してもAh 思い通りに いかないかもねほら 高いヒールを履けばいつもの視界まで 生まれ変わる ひとりきり 街を歩けば 気になる誰か見てる 意識してる 爪先までときめきで 確かめたいの自分を危険なほど 素敵なはずわたしだけのリバティー 交差点で男の子に 声かけられてAh 軽い態度に 傷つくばかりねぇ あな…
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Japanese Girl – 生稲晃子
すだれ越しに 祭り囃夕涼みの 人の影がガラスの風鈴鳴るたび 増えますね 長い梅雨が 明けた夜に浴衣に袖 通したなら日本のああ夏が 始まりますね (Japanese Girl Japanese Dream)風流でしょう… 白いうなじも(Japanese Girl Japanese Dream)螢狩りに出かけませんか 夏祭り 流れ星を素肌に集め天の川を 渡りましょう花火 夜店 七夕飾り日本夏紀行 青い…
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夕映えの橋 – 生稲晃子
家路急ぐ人が私鉄電車に乗り換えるラッシュアワーの駅で心が 懐しい痛みに凍った 俯いて歩く癖も昔とあなたは少しも変わらないね 声にならない切なさだけがホームを走り人波を分けてあなたの後をついてく 同じ川に架かる二つの夕映えの橋をやがて二人を乗せた列車が渡るわ 違った街へと あの部屋で今も暮しているの?どんな子に夢を話しているの? 知らない事が増えてくことがさよならなのね…泣き出さぬように本の頁を開い…