水瀬いのり
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燈籠光柱 – 水瀬いのり
眩しすぎる街燈に 目を細めて人混み浮き立つ影に 涙が溶けた 我を忘れた酔い病みの煙に呑み込まれそうになっても私たちは信じていた 信じている 信じていく紡いできた想いを 続けてきた祈りを 星空を見上げるたびに 私たちは思い出すでしょう街並みを見渡すたび何度でも長く長い日々を祭囃子 注ぐ火花で 思うように進めなくても逸れないさ これまでの道が謳う長く長い距離を 遠ざかる鈴の音に 耳を澄まして余熱に沸き…
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heart bookmark – 水瀬いのり
いつだって We are all right!きみの大好きが きみを作ってくよ ほこり払い 読み返した付箋の貼られたページ心の木箱も大切が詰まってる 幸せっていう感情はなんだかまだ少し大袈裟な気がする幕切れのない日々は今日もかまわず続く ダイヤモンドみたいな瞬間が“せーの”で降り注ぐありがとうが言いたくて あせって 悔やんで 笑っていつだって We are all right!誰も味方がいない日も…
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ほしとね、 – 水瀬いのり
ねえ星夜 あなたは知っていたの?私の歌と想いの全部口ずさむのは未来のことこれまでに手を振るように OK 気ままに Music軽やかな風浴びて Starry私が理由じゃない? 歌の鳴り止まない世界でOn my “Style”No Music, No Style. OK 行こう ねえ星夜 あなたは見ていたの?私の涙 弱いも全部思い出すのは君とのことあの日から褪せずに残る 輝いていて 曖昧 感傷モードで…
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フラーグム – 水瀬いのり
嗚呼 まだ夢の中泳いでるみたい響くアラームに溶けちゃいそう“待って” グッと手を引いてくれた君の声あー好きだ…なんてさ 迷惑かな だって特に秀でた才能も地位も名誉も持ってないし模範的な回答しかできないよ…それでもいい あなたがいい” と言ってくれたからずっと キラリ ココロ フラーグムこの想いを伝えるため一歩踏み出したら 世界は変わる絶対に絶対に譲れない強い気持ちがあるならば ほら 大丈夫どんな敵…
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グラデーション – 水瀬いのり
行き交う人波家路に急ぐ数えきれない足音ひとり ひとり生活と退屈を抱えながらぼやけた街にとける明日もまた 繰り返し 繰り返し このままでいいの?いつまで続くの? なんて答えのない言葉まで吸い込まれて 夜へと向かうグラデーションぬるい空気のサーキュレーション永遠なんてないこと 分かってるのにね 明確な境界なんてないままでどこへと辿り着くのだろう 昨日みたいな今日 今日みたいな明日時間だけがただ降り積も…
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くらりのうた – 水瀬いのり
ゆらり ゆらり 揺れるの気の向くまま どこかへきらり 光る 水飛沫踊りたいの 泡のドレス パールのリングどれが似合うかなお気に入りの色は 水色 だよ 暗い海 のらりくらり 流れてゆく綺麗でしょ? くらくらしちゃだめだよ暗い海 照らすわたしは 海に浮かぶお月様なんだよ今夜も揺れるのゆらゆら 広く高い 青空海の色と似ていたもしも羽根が生えたなら夢に見るの 雲のベッドでお昼寝しよう見下ろす街はイルミネー…
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While We Walk – 水瀬いのり
生まれた日のことを 何か憶えている?涙流してまで なぜ芽生えたんだろう足音を奏でて歩き出した毎日はどこへ続いているのだろうねえ、最後に答えはあるの? 廻る針にしがみついて枝分かれした日々を振り落とされず運んでいくまだ まだ花開いた過去と 歩きながら歌おう 誰も知らない生命のリレー神様の目を潜り抜け終わりばかりの理に巡り巡り合言葉を見つけ出せるよ きっと束ねた銀河を掬い上げふわり ふわり 街の陰に灯…
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運命の赤い糸 – 水瀬いのり
君と出会ってからどれくらい経っただろう私の気持ちはまだ変わってないよ胸の中でそっと願い続けているいつかこの想いを伝えられること どんな時も隣に温かい笑顔たまに感じる視線は気のせいじゃない? 結ばれたいんです 言いたい 言えないあと少しの勇気が私にあればな解けないように守っていたいの運命の赤い糸 辿った先には君がいいな おまもりみたいなちょっとした言葉で自分にできること頑張っていける 誰にも言えない…
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アイオライト – 水瀬いのり
零れた雫は見ないフリをして路地裏 光る何か探してる「宝石みたいな色は無くたっていい」と笑った いずれ夜が明けるのなら 何が僕に出来るだろうか不安や戸惑いなど 遥か過去に捨てて アイを謳え 幸せも涙も届くなら この手抱き締めて未来がどれだけ昏くても「それでも、生きたい」生命(いのち)の色は多色に煌めいた今は答えも解らなくたって構わないさ すれ違っていく人混みの中で照らした月の明かりに迷って何度も願っ…
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スクラップアート – 水瀬いのり
どうしてここにいるの 雨上がり 遠くの雷鳴が幽かに響く傘を閉じ 道路引き摺って闇に刻んだ星占い 濃霧のガード下 千切れたフィラメント夜の隅 信号を待つサイレン この街は拒むように 君がどんなに錆び付いて 未来を歪めようとも正しさの逃げ場所を世界が奪うなら手を離さないよ愛と哀を交差して味方を 隙間を 信じて探す魂―こころ―に触れて 燃える願いを 月明り 網膜を刺した 穴空きの空裏返し もう眠れないな…