楠木ともり

  • それでも – 楠木ともり

    歪んだ世界を見るあなたの目はいつでも真っ直ぐに明日へ向かう孤独を溶かす声は熱を帯びるありふれた息苦しさを認めながら 僕がいない未来を 夢に見ていた見失わないようにあなたはずっと ここで叫んでたのに あなたの声が聴きたいよあなたの匂い知りたいよ手紙も書いてた渡せないまま 泣くしかなくてあなたと目を合わせたいよあなたの夢に触れたいよからだいっぱいに溜め込んだ僕の言葉(うた) 壊れた世界を見る僕の目は諦…

  • 浮遊 – 楠木ともり

    想像してた未来ならもっと夢見心地を忘れているかな時を巻き戻したいよあの日の私をぎゅっと抱きしめて 部屋の窓開け放したらさざわめくこのぬるい空気と遠く浮かんでくの彼方へ 結局抗うのは飽きたし疲れちゃうのわたしらしくもう居られない心は雲の上まで飛ばして身を任せるよLet go what I’m holdingon my shoulders 部屋の中ひしめく何かがどうしても私の中で今日もささ…

  • Nemesia – 楠木ともり

    ちょっとした愛情はほっとした瞬間に芽生えるありふれた幸せこんなんじゃ曖昧か気づいたらそこにあるようなまるでネメシアなの 僕とあなたは あまりに違うけどいろとりどりに 僕ら包まれていく共に過ごせば いつかわかってくる僕は信じるよ あなたの言葉を 紡いで 思うがままに特別じゃなくていいよあなたをつくるものはあなたが触れるすべてだから ひょっとして落ち込んだ?さっきまでの自分嫌いで反省はつきものそんなん…

  • 優等生 – 楠木ともり

    この手上げれば ひとり悪目立ち縦に振ります これも助け合い陰の努力はできて当たり前前に立ちましょう あなたの代わりに 誰もかれも無視した私の本音を無視したでもあなたの期待裏切れないだって私の愛はあなた宛 私優等生です それなりに良い成績 良い態度愛と交換条件そつがない私をぜひ評してほらイイ子でしょ? 頭下げときゃ 顔は見えないさ縦に振っときゃ 意欲十分さ挨拶しときゃ すぐ人気者さ笑顔見せときゃ 愛…

  • DOLL – 楠木ともり

    尖ったものはまるく転がしてどろっとしてるなら型に入れて 変わったモノがお目当て縋ったスキが狙い目「ねえ、私と遊びましょ?」 おもちゃにしてあげる個性も努力も才能も噂にしてあげる遊べばみんな幸せだって可愛くしてあげる目立てばみんな《一躍スターの玩具!》※punching bag飽きたら捨てるけど 揃った眼差しが美しい思ったとおりに動けばいい 触れたばかりの刺激ふっと忘れてしまえ「ねえ、私と踊りましょ…

  • NoTE – 楠木ともり

    天井を見つめて 答えを探して見つからないまま忘れる衝動を失くして 惰性に流され考えることもやめてしまう より良くなるばかりじゃないそんなのわかってたはずででも期待しちゃうんだ 拓く未来を僕の限界を 大切なものが増えると泣いてない素振りがうまくなる隠すのが当たり前の街さみんな平気な顔して綺麗な思い出が邪魔をして今日を生きる僕は死んでいく 成功を妬んで 失敗を恐れて誰かのレールを歩いてるだけ 始まった…

  • 最低だ、僕は。 – 楠木ともり

    僕がすぐに泣いちゃうのはあの時の僕を思い出してしまうから知ってるんだ 痛かったんだ繰り返しを感じて虚しくってなんにも変えられない 所詮はあの時の僕を手放してしまうから知ってるんだ 重かったんだそれでも抱きしめてあげるべきで 忘れたことないよ悪くなってく 日々 もう 無理 最低だ僕は最低だ僕は中途半端なまま生涯を終える誰も覚えちゃいない最低だ僕は最低だ僕は目を閉じたらまた後悔が滲む明日こそ掴めるでし…

  • 風前の灯火 – 楠木ともり

    誰かが灰になったやるせない 僕は眠りにつく未練を吸い 後悔を吐き夢に溺れる僕らは 揺らめきまでもが美しいあなたの掠れた声が撫でる煙のようなぬくもりだけが離れたふりして纏わりつくだけ 消えないで灯火 あと少しだけかわらないと嘆いた闇の中その日まで灯火 導いていてむせかえる夜に聞いた声 そっと包み込む 誰かが花開いた 忘れたい僕は眠りにつく挫折を吸い 羨望を吐き欲にまみれる僕らは 風吹くような奏功だけ…

  • MAYBLUES – 楠木ともり

    がんばったセイなの昨日までマトモだったの心がヘンなの砂嵐でよく見えないの 自分が自分じゃないみたい 先生オヤスミくださいな診断だけならいらないわ全然なんともないけどさメイデイやる気が起きないの アリガチな対処に叱られて落ち込んでいる曖昧サ回避でどうせ私冷えたデクノボー 自分が自分に戻れるまで 先生オヤスミくださいな診断だけならいらないわ全然なんともないけどさメイデイやる気が起きないの 再生速度0.…

  • シンゲツ – 楠木ともり

    欠けてゆく出会い 秘密で満たして流れゆく想い 月を照らした 誰の声も届かない夢に隠していただけ 気づいて定められた冷たい鼓動を溶かす光さえあるならば 重ねゆく願い 泡沫であろうと求めゆく未来 自分を信じて君の華 咲かすのは 君が知る 記憶の涙(カケラ)降り積もれ 明日のこともわからないくせに生まれた意味だけ探して忘れられた遥かな希望も僕のすぐそばにあるのかな 欠けてゆく出会い 秘密で満たして流れゆ…

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