木内まつえ

  • 想いは胸に – 木内まつえ

    忘れようと 忘れようと思えばなおもつのる女の 恋ごころ愛しても 愛しても 時間(とき)は去りとめどなく あふれでる涙 今夜こそ 今夜こそあなたに逢える そんな気がして今夜こそ 今夜こそ…小雨の中を 走り出す私 想い出は 想い出は心の底にそっと偲ばせ 抱きしめるこの胸の この胸の 痛みから悲しみに こぼれちる涙 追いかけて 追いかけてすべての夢は 消えて何処かへ追いかけて 追いかけて&#…

  • 秋の恋歌 – 木内まつえ

    涙をぬぐった 指先でボトルに書いた 別れ文字「さよならあなた 好きでした」秋の枯葉が ひらひらとふたりの終りを 告げるよに傷つけ合って 散り急ぐ雨の舗道に 消えた恋 初めて命を 賭けた人死んでもいいと 思ったわ逢うたび 抱かれ 燃えた夜(よ)の秋の枯葉が はらはらと最後の思慕(おもい)を 惜しむよに女の夢が 又一つ風にさらされ 消えた恋 千切れた心を 結んでもこわれた愛は 戻らない未練を胸に しの…

  • 寒椿 – 木内まつえ

    花にたとえりゃ 二人の恋も赤く咲いても 散りゆく運命雪にうもれて 枯れてしおれた寒椿どうせ別れて 行くのなら死ねよと言って 欲しかったあなたの愛に あなたの愛に包まれて 道にはずれた 未練の恋も命一つと 重ねた夜の冬に色あせ 風に舞い散る寒椿燃えて儚ない 罪の花寒さこらえて 耐え忍ぶ涙が胸に 涙が胸にぽろぽろと たった一夜の 一途な恋にこの身捧げて 焦れて泣いた春に背いて 揺れて散り逝く寒椿影もや…

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