斬波
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No.2 – 斬波
甘くしたたる誘惑に心一夜で 奪われた光るリングを外した手で頬をさすり 囁いて 「愛してる…」嘘でもいいの 強く抱きしめてやめないで生かされてるの 溺れているのに叶わない恋と知りながら感じていたい 帰る場所ならここじゃないなのに笑顔で「ただいま」浮かぶハテナをかき消すように熱く強く解かれた 「愛してる…」一度でもいい 目を見て言ってよやめないでその優しさをずっと信じてるわかってる…あなたの未来に私は…
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ゆびきり – 斬波
嘘をついたら針を千本飲ますだけじゃ済まさないヤると言ったらヤるの選択逃げた先は底なし沼 我が小指ならとうに捧げた短く尊い指揮棒さ確(しか)と握れ強く翳(かざ)せ高く 約束しましょうねこの場所で約束しましょうね固結び一生で一回の私とあなたの契り約束しましょうね指切った約束しましょうね忘れない一生で一回の私とあなたの契り 揺るがぬ決意 なにを今更変えられまいと思えど人生なにがあるかわからぬそれた先はそ…
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狼煙 – 斬波
有明の月 変わらぬ太陽仰ぎ 夢見た泰平の国を 君は見れたか 時代の面影この背に刻んだ誇りを 生き様を 捧げよ心を 気高く咲き誇れ あの日々に 抱き寄せた この腕で手綱引く追憶は恥と知り その時を迎え撃つ 彼方へ立ち昇る 狼煙上げよ 色は匂えど 散りゆく運命か背にした想いを 血潮に変え 進むだけ 捧げよ心を 気高く咲き誇れ 鍔(つば)ぜりの金音を 轟かせ 戦場(いくさば)に切り拓け 迷いなく 背に掛…
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言羽 – 斬波
どんな遠くで暮らしてもあなたが見守ってくれる遠回しに心配の声時折耳を塞いでた 泣きそうで、甘えそうで優しさが、痛いほど胸をつねった ありがとうの言葉ではまだ足りなくて、まだ足りなくて大丈夫しか言えなくてただ何遍も思いを込めたいつもと同じあなたの笑顔に いつでも帰って来いとその一言に救われて流れる季節の便りに振り向かずに前を向いた 今はまだ、帰れない意地っ張り、それもまたあなたと同じ 夕焼け雲に背を…
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ダリア – 斬波
oh ダリア優美な笑顔の裏隠した真心を僕に一つくれませんか魅惑のシャンデリア舞い散る甘い香り咲いた陽だまり移り気なあなたでも決して No と言えないスパンコールに乱反射するリルハ着飾った見栄と喧嘩しちゃってる心配してほしがる顔寂しいのに平気なふり凛と立っても根っから奪い盗るつもり oh ダリア優美な笑顔の裏隠した真心を僕に一つくれませんか魅惑のシャンデリア舞い散る甘い香り咲いた陽だまり移り気なあな…
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愛、雨、イノチ、晴れ – 斬波
おかえりの言葉とただいままな板を叩く香りお決まりのセリフと後ろ姿向かい風の日は負けるなと強く背中に大丈夫もうどこにもいないどこにもいない会いたい 話したい会えない 話せないそんなことわかってるでもたまに欲しくなるんだ あの温もりを…今日も僕は息をしてる 家に金なんてないのにこっそり仕送りもくれたお決まりのセリフが聞きたくて電話もしたけど帰れば会えると無下にした今は写真の中でただ微笑んでる会えない …
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キメテ! – 斬波
このままどこか遠くに君をさらってみたい千の言葉よりもその手を導くよ曖昧な その瞳 僕を迷わせるからそれならいっそ 覚悟決めて一か八かのキスをしよう抱いて抱いてぎゅっと 抱いてしびれるほど この胸の鼓動が 君に伝わるまでキメテ!キメテ!早く決めて!俺にしろよ独りよがりでもいい そう君のせいだよ心から好きです 本当に欲しいものが 目の前にあるのなら力づくでもいい 奪ってもいいでしょ退屈な 毎日を バラ…
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白夜月 – 斬波
種も仕掛けもない日々に出逢えた奇跡木漏れ日照らす昼の恋脈を打つ刹那(せつな)のしらべ微笑みが覗きこんだ青い空にあなたをみたどうかそのままでいて幻で終わらせないであなたのせいで素直になれなくて好きなのに嫌われようとしていたこの涙は届かないでしょう目を閉じても煌めく白夜月 春一番に後押され踏み出す勇気届かないと知っているからその背中で僕を感じて澄んだ小春日和あの時から一途でした霞む写真立ての笑顔探して…
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漢鳴~OTOKONAKI~ – 斬波
せっせっせーのよいよいよいせっせっせーのよいよいよい限りある人生命は清らか息づくそなたが唯一無二 一歩進んで二歩下がるそんな人生まっぴらよじっとしてても始まらねえ始まらねえ いざ参ろう迸(ほとばし)る汗水が虹を描くように麗(うるわ)しき足どりで生き様を示したれ せっせっせーのよいよいよいせっせっせーのよいよいよい迷い焦り右往左往暴れる心を担いだ明日に闇は無いだろう 吠えろ 吠えろ ちょいとお先に失…
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ソラニ – 斬波
風に揺れるその髪がボクのこの手から消えた時は一瞬のうちに、なぜ愛を遠ざけたのだろう 目を閉じてキミを思うあの日の笑顔 行かないでボクはまだここにいるのに面影はまだそのままで、今も 触れたくて 手を伸ばした暖かい風が吹いた空見上げ 星に泣いて声にならない、想い流した、、、 冷える空気を味方に今日もちっぽけな花咲く 巡る季節の一つに、閉じ込めたサヨナラの思い出 こんな日は思い出すよキミの声、あの日のボ…