島津悦子
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諦め酒 – 島津悦子
天邪鬼だね あんたの話まともに聞くほど 損をする何がどうして こうなった悪戯心の 裏表いつもお酒で 誤魔化した好きと嫌いの 狭間に揺れて後の祭りと あたしを捨てた諦め酒 飲みましょかそれともあんたを 捨てましょか 夢に火を付け 燃やしてやろかあんたの台詞が 情けない他人(ひと)の噂も 気にせずにわがまま気ままな ずるい人憎みきれない 弱さです好きと嫌いの 狭間に揺れて後の祭りと あたしを捨てた諦め…
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慈雨 – 島津悦子
波の花びら 舞い落ちて冬が近づく 日本海逢わなきゃよかった 泣かずにすんだ待ってるだけの 恋なんて心に降る雨 激しさつのる富山 高岡 慈雨(なさけあめ) 屋根を打つよな 雨音が哭いているよに 聞こえますふるさと思い出 親さえ捨ててあなたを追って 行きたいの蛇の目の傘もつ 指までふるえ加賀の金沢 慈雨 夢を下さい もう一度迷う心に 手をかしてあなたを失くして 生きてくことは死ぬよりつらい 日々でした…
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考えさせてもらいます – 島津悦子
カレーライスは 福神漬けよいいや実家(うち)では らっきょうだったどうでもいいこと 言い合って別れ話に なるなんてねぇ これって おかしくない両方つければ いいじゃないこれから始まる 長~い人生考えさせて 考えさせて もらいます 上座の席は 男の席だあなた考え 古すぎるわよ実家(うち)では おふくろ そうしてた二言目(ふたことめ)には おふくろねねぇ これって おかしくない二人で決めれば いいじゃ…
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ミッドナイト・グラス – 島津悦子
もしかして今夜は あなたに逢えるそんな気がしていた 小さな酒場肩を並べて二人カウンター 揺れるジンソーダキャンドルの灯りの ぬくもりがそっとふたりを包む 夜の街 一人きり静かに 飲んでるあなた見るたびにため息 こぼれておちるきっと運命かしら真夜中の こんな巡り会いもう少しあなたを 知りたくて交わす夜更けのグラス 恋の夜 あなたには好(い)い人 いるのでしょうか聞きたくてやっぱり 聞くだけヤボね酔っ…
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おんな紅 – 島津悦子
逢えない夜は 淋しくて赤い小指の 爪をかむ何度も 何度も 別れると何度も 何度も 決めたのにつらい噂に 脅(おび)えてもあなたを待って 暮らしたい あなたと暮らす 幸せを胸のどこかで 待ちわびる何度も 何度も 夢をみて何度も 何度も あきらめてずるい人だと わかってもあなたを今は 失くせない 窓打つ風に あなたかと揺れる心の おんな紅何度も 何度も 傷ついて何度も 何度も 泣かされていいのそれでも…
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令和・風流屋形船 – 島津悦子
ハァー粋でいなせな あなたに惚れて情け深川 熱い仲野暮は言うまい 流れのままに恋は櫓(ろ)まかせ 櫂(かい)まかせ春は桜に 夏花火 秋は時雨に 冬の月エェ… 屋形船とは 屋形船とは 風流だね ハァー稽古帰りの 川端やなぎつのる逢いたさ 恋衣人目しのんで 夜道をかけりゃからむ裳裾(もすそ)が 邪魔をする春は桜に 夏花火 秋は時雨に 冬の月エェ… 屋形船とは 屋形船とは 風流だね ハァー心うばった あ…
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絆~きずな – 島津悦子
この世で寄り添い 結ばれる不思議なものです 縁なんて今では誰より 大事なひとに女の真心(まごころ) 尽くして生きる私にはあなただけ 二人の絆 思えば出逢った あの日から嵐も見ました 虹も見た惚れてるだけでは 渡れぬ浮世いつでも隣りで 支えていたい私にはあなただけ 二人の絆 人生あせらず ゆっくりと歩けば倖せ よく分かるなんにもいらない 一緒にいればやさしい笑顔が 元気をくれる私にはあなただけ 二人…
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夢一筋 – 島津悦子
夢のためなら 我慢もできる夢のためなら 耐えてもいける人と生まれて きたからは飛ばなきゃならない 空がある燃えて行(ゆ)け行(ゆ)け 燃えて行け行け 夢一筋に 夢があるから また起き上がる夢があるから くじけはしない転ぶそのつど でっかくなる根性試練の 雪だるま賭けてぶつかれ 賭けてぶつかれ 夢一筋に 夢はかならず この手で掴む夢はかならず 叶えてみせる茨道だと わかっていても行(ゆ)かなきゃなら…
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水熊の母 – 島津悦子
何を言うやら 旅鴉息子気取りの 嘘っぱち小銭目当てじゃ ないならばやくざ姿で やくざ姿でなぜ来たか 確かに私にゃ 江州阪田(ごうしゅうさかた)に残してきた「忠太郎」という息子がいましたよ。なんでお前さんがそのことを知っているのかわからないが、その子は五つの時に死んだはずだ。お前さん、水熊の金を狙ってのゆすりたかりなら、とっとと帰っておくれ! もしやほんとに 忠太郎訪ね訪ねた 旅道中胸に抱きしめ よ…
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俺と生きような – 島津悦子
何も言うなよ その目を見ればついて行くわと 書いてある惚れて惚れられ 心はひとつこの手つかめよ 離しはしない俺と 俺と 俺と生きような いのち丸ごと 預けてくれと抱けばうなずく 涙ぐむ惚れて惚れられ 浮世の風が強く吹いても 守ってみせる俺と 俺と 俺と生きような 過ぎたむかしは お互い様だ明日が幸せ 連れて来る惚れて惚れられ 今夜の酒は契り酒だよ 肩寄せ合って俺と 俺と 俺と生きような 人気の新着…