山姥切国広

大河の水面 – 山姥切国広

流れゆく水を
覗き込む
揺らめく己が
敢え無く消えゆく

流れを止められた水を
覗き込む
鋭い碧眼
じとりと見つめる

お前は誰だ?
俺か?
俺だとしたら
いつの俺だ?
かつての俺か?
この先の俺か?
俺は…
俺だ

「水は何処へ行く?」

明るいのは苦手だ
鏡のように俺を照らし出す
止まらぬ大河の中
水だけが行き先を知っている

大河の水面に映る俺
保てぬ輪郭
ぼやけて移ろう

ちょうどいい
そのくらいが
…ちょうどいい

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