大川ゆり
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花結び – 大川ゆり
巡る季節の 日だまりに揺れて咲きます 秋桜(あきざくら) 秋桜ないない尽くしで 始めた暮らしあなたを信じて 生きて来た心寄せ合い これからもあなたと私は 花・花…花結び 好いて好かれて 連れ添っていろんな事が ありました ありましたお酒にほろ酔い 夜更けに帰るあなたに焼きもち 口喧嘩(くちげんか)月日重ねて 何度でもあなたと私は 花・花…花結び 脆(もろ)いものです 幸せは些細な事で 崩れ散る 崩…
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居酒屋 薩摩 – 大川ゆり
「私でよければ お願いします」わざとおどけて 言う私お湯割りゆらゆら グラスの湯気に浮かぶ笑顔の 居酒屋薩摩(さつま)出会って嬉しい 幸せの恋灯り あなたの指先 かすかに触れて胸にあふれる あたたかさ夜風が優しく のれんを揺らし今日も賑わう 居酒屋薩摩(さつま)ふたりの心が 通い合う裏通り あなたに会うため 今日まで一人回り道して 来た私つまみの「つけあげ」分け合いながら肩に寄り添う 居酒屋薩摩(…
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女の桜島 – 大川ゆり
切子のグラスに 紅つけてあなたに差し出す 火のお酒呑み干して 忘れる恋ですか女ごころは 桜島火傷(やけど)しますよ 本気でなけりゃねぇ あなた 暖簾の向こうに あのひとを待つのが癖に なりました運命(さだめ)だと この恋信じたいどこか影ある 男(ひと)だから放っておけない 尽くしてみたいねぇ あなた 最終「さくら」で 発(た)つというあなたの言葉が 胸を刺すお荷物に ならない女です雨に濡れてる 桜…
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淡雪情話 – 大川ゆり
いいの 私は しあわせでしたお目にかかれた だけでいいはらり はらはら 舞い落ちる白い淡雪 浴びながら忍び傘して 立ち尽くす運命(さだめ)かなしい ひとの妻 越えてしまえば なおさら辛いどうぞ行(ゆ)かせて このままではらり はらはら ひそやかに燃える淡雪 紅の色いっそ忘れて しまえたらにじむ涙の やるせなさ めぐり逢いたい 次の世ならばふたり命を 結びたいはらり はらはら 背を向けて泣いて淡雪 …
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雨待ち酒場 – 大川ゆり
肩を寄せ合い ひとつ傘あの日の幸せ 思えば泣けるどこで今頃 今頃どこであなたは誰と 何してるあなたが戻って 来るようで恋待ち 夢待ち 雨待ち酒場 つらい別れに なることも知らずにあなたを 見送(おく)ったあの日そっとグラスに グラスにそっとあなたの名前 書いてみる小雨に滲んだ 露地灯り恋待ち 夢待ち 雨待ち酒場 ふたり通った この店で一人で飲み干す お酒の苦させめて今夜は 今夜はせめてあなたに夢で…
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長崎みれん雨 – 大川ゆり
愛をなくした 哀しみを捨てに来ました ひとり旅あなたを あなたを きっと忘れますひとりたたずむ 石畳涙しぐれか こぬか雨胸に沁みます 長崎みれん雨 もっと尽くせば 良かったと悔やむ心が せつなくて面影 面影 そっと抱きしめて泣いて見上げる 天主堂雨に濡れます 鐘の音肩にそぼ降る 長崎みれん雨 つらい別れを 怨んでもばかねなおさら 会いたくてあなたに あなたに もう戻れない心揺れます 思案橋夢のしず…
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さつま恋慕情 – 大川ゆり
茜(あかね)に 染まる 錦江湾(きんこうわん)が抱いて いるよな 桜島胸の 残り火 消せぬまま生きる 心の 映し絵か日暮れ 桟橋 袖しぐれ薩摩おごじょの 恋未練 水面(みなも)に 浮かぶ 十六夜月(いざよいづき)を連れて 歩いた 枕崎別れ 惜しんで もう一夜(ひとよ)すねて 指宿(いぶすき) 海の宿忘れ られない 憎めない薩摩おごじょの 深情(ふかなさ)け ふるさと 遠く 離れて暮らすきっと あな…
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おんな川 – 大川ゆり
生きて行くのが 辛すぎる胸にしみます せせらぎがこんなはずでは なかったわはらりはらはら ほつれ髪明日とゆう日が あるかぎり流れて行きます おんな川 うしろ姿を 見送ってひとりつらさに 泣いた夜捨てた面影 抱きしめてほろりほろほろ 涙橋恋の運命(さだめ)の すれ違い流れてさ迷う おんな川 風に震える 葦の葉も巡る季節の 春を待つ消しはしません この胸にゆらりゆらゆら 夢明りどこの岸辺に たどり着く…