名無し之太郎
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こひわずらい – 名無し之太郎
夜もすがら花明かりに照らされる君の姿を一目見たその刹那この身全て君仕様になった 奇跡ここに在り僕はきっとこの出逢いのために生まれてきたのだろう君が僕の運命だ 熱く熱く燃えるこの想いを君に届くまで叫ぼうか焦り逸るこの心は誰も止められない 君に捧げよう この世も何もかも全てを命の煌めき まさしくその名はこひわずらい 玉響に耳朶を打つ声はからころと鈴のよう僕の耳はもう君の音色しか拾えないみたいだ いつも…
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0次元 – 名無し之太郎
戻っておいでいつでも ここへわたしは貴方がいないといけないいっておいで忘れて さあ手綱は掴んでおいてあげるから 私は誰?あなたは誰?怖がらないで。貴方の味方。私は誰?あなたは誰?それでいいのよ。それが生き方。私は誰?あなたは誰?堂々巡りに終止符を打とう。 連れ戻して歌に捧げたこの身体を音に捧げた身体を逃さぬように 戻っておいでいつでも ここへ貴方はわたしがいないといけないいっておいで忘れて さあわ…
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Piece of Cake! – 名無し之太郎
泣き出しそうなSunnyDay 睨んでほら 格好つかない醜態にため息一つ また御免なさいって 痛んでほら 気にしていないフリ 次第に錆びついていく どうやったってもうどうしたって投げ出したあの日も散々だってもう嫌になって立ち止まる日も春 創りあげた自分から逃げ出して 今だけでも前向いてさあ胸張って笑顔を見せて 味気ない毎日も渇いた思いも描いた未来に変わりますように量れないくらいの愛を貴方へ伝えたい…
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春巡り、 – 名無し之太郎
咲いた五稜星僕ら出会って暗闇の中に 光が爆ぜた悪戯に糸は結び結ばれ凪いだ人生は流れ出した 偶然も必然っていうでしょ残り物には福があるってさ本当だね 解けそうな糸を結び直して当たり前のように手繰り寄せた 春の声 時を超え隣の縁を繋いだ遥か遠くへ響き渡るよ風に乗り永遠に 誰にも邪魔なんてできないわ悲しみもそっと喜びもずっと分かち合おうよこれも全部貴方のせいよ死なば諸共さ 道連れだとも 何があろうと ら…
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並行世界 – 名無し之太郎
歩く 歩き回る喧噪が遠くで囁いた歩く 歩き回る溢れそうな何かが溢れている 歩き 歩き回り幻想を睨み放り投げた何も感じぬようにただひたすらに 俯き佇む街灯が足元を弱く照らすそっと消えるように呟く貴方もひとりなの? 痛いくらいに突き刺す風が誘うたった一つの輪郭に重ねるたび街に溶ける 選ばれなかった生き様を。 並行世界を望むような誤魔化しきれない隙間にまた落ちていく行き着く先も解らず書き留めたい言葉の束…
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毒矢 – 名無し之太郎
切り開け 翳りのない眼で見据える先その日まで 迷いなき誓いを貫くままに 生命を賭ける 残された道を見出すために未来へ向かう 繋いだ手二度と離さぬように 青々とした緑 澄み渡る露の輝き力に満ちた全てがここに生き永らえる証 切り開け 翳りのない眼で見据える先その日まで 迷いなき誓いを貫くままに切り拓け 受け継いだ願いも移ろうままにその日まで この身に託された使命のままに たとえ朽ち果てようともその心は…
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風化 – 名無し之太郎
始まりの鐘鳴り響く頭を垂れる深々と逸る思いを抑え込み指を絡めて手を繋ぎ 足並み揃えふわり跳ねてひらり回る腰を抱き寄せ口づけを交わす日まで 歌い舞い踊る夢を見る貴方と共に 繰り返し胸に頬寄せるその時をまた何度でも何度でもまた にわかに絶えた喧騒に立ち現れる憧れと息遣いさえ耳元に止むに止まれぬ羨望が 息を弾ませふわり跳ねてひらり回る孤独な部屋で退屈を躱しながら 歌い舞い踊る夢を見る貴方と共に繰り返し胸…
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カラヤブリ – 名無し之太郎
ねえ 聞こえてる?遠く隔たる 叫んでも届かない手で掬うけど儚く散るの また蹲るだけ忘れていた 現状維持だね 傷つくよりは直径 800mm の僕だけのラボで息づく繭 話し掛けるそれだけを繰り返す日々だ いやいやもうやめたいの笑顔貼り付け頷き従うのはもう飽き飽きだそうこれは自分じゃない復活なしのハードモード味わわなきゃ損じゃない? 単純明快 luck & lack丸くなって核だけ守ってくたく…
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嘘つき – 名無し之太郎
どうなるんだろうか生きている意味がないなんて本当は強がりなんでしょう意識のシグナルはゆるりと消える?電波乱れたようにぷつり途切れる? がんがんと痛覚まで冴えわたるらんらんらんらんと輝く貴重な今日とだんだんと短くなるその距離にたんたんと前を見るしかない どうなるんだろうな何を見た何を聞いた感じたとも思えなくなる?自分が世界からいなくなる?自分が自分からいなくなる? がんがんと先端部まで痺れるらんらん…
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我儘 – 名無し之太郎
匿名希望の代引きそんな不条理な始まりから終わりまで 行き先一つの阿弥陀籤赤の悲願の束が微笑んでるポケットに詰めた賄賂に言の葉にのせる皮肉 居留守できない代引きなんて理不尽なゆりかごから棺まで 宛先一つのピンボール赤の彼岸の束が手招いてる行き着いた先の隘路に表裏一体の皮肉 自分勝手に有意義に現在を楽しんだ者勝ち僕らは良い子に模範囚健気にユートピア反芻識らない故に空想のみ其の場しのぎの救済措置幻影でし…