夜の帷がそっと降りて
人影 靴音 銀杏の並木
風に押されて歩道を行けば
ポツリと涙がこぼれた
首を振って 信じられない別れの言葉 かき消す
あなたのために あなたのために
生きてゆきたかったのに
さんざめく 街に隠れて
涙を 涙を置いてゆきます
黒いコートの襟を立てて
地下鉄 階段 最終電車
涙にくれた 私のことを
気遣う人などいないわ
何のために人は生まれて出会いと別れ重ねる
あなたのために あなたのために
生きてゆきたかったのに
恋ごころ募る思いに
こころも こころも痩せてしまうわ
部屋の明かりをうすく灯し
長椅子 鏡台 化粧のポーチ
街で纏った匂いを みんな熱めのシャワーで流すわ
窓の外は星のキャンドル 変わらぬ光届ける
あなたのために あなたのために
生きてゆきたかったのに
櫛る髪も泣いてる
あなたのあなたの 胸が恋しい
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海霧の花咲港で – 前川清 海霧の 花咲港(なはさき)へ一人旅立ち 来たけれど古い映画(シネマ)の 場面(え)のように別れ際 汽車のデッキへあなたをさらえば よかったよたとえ…涙がながれて
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北のHOTEL – 前川清 あゝ ガラス窓にあなたの 名前を書いてため息で小さく さよなら つぶやくあゝ 忘れる為に旅なのに 見るものすべてがあなたにつながって 涙さそうばかり淋しくて 淋
哀しみへの伝言 – 前川清 あなたの愛が 落葉のように金色に染めて 疲れ果てたまま 恋の終りを告げる誰のせいでもなくて 糸の切れた きっと運命時が見捨てた ふたりは 見知らぬ あしたからは
涙しぐれ – 前川清 愛し疲れて 私の胸で子供みたいに 眠っていたわ朝が来たなら 他人の顔で部屋を出て行くあなた心だけは置いていってね忘れないで離れても人目しのんで 愛すしかない二人
フライト – 前川清 リムジンバスが 遠ざかるあなたを残して 街からこのまま二人 つづけたらどちらも傷つく 気がしてあゝ何も言わずあゝ逃げるようなこんな別れ こんな別れ女だから 悲し
切り札~ジョーカー~ – 前川清 別れ心 感じとった あなたのずるさは切り札の 優しさ 隠しているから泣かせ言葉 耳にからめ 身体をすり寄せ寂しさを いつでも 武器にしてるそれでもそばにいるだけ
みぞれ – 前川清 投げ出せば終わる そんな恋しがみつくだけの そんな恋あなたやさしさを私に下さいことばにして つなぎとめて冬が過ぎればまた想い出ひとついつしか 夢さえ浅い眠りにう
あなただけ – 前川清 大人の恋をしただけど割り切れない一人旅もしたけど忘れられない人絶望の夢を見て眠れない夜更けあなたの閉ざした心を知りたい急ぎあしで行く 季節の朝に取り残されそうな
明日に – 前川清 はりつめたまま 眠りにもぐっていろんな事を考えても しょうがないけどすり減った鍵じゃ 夜に向かう扉何度まわしても 空回りするから愛しい人よ どこにいる心の中じゃ
恋唄 – 前川清 ほんのみじかい夢でもとてもしあわせだった逢えてほんとによかっただけど帰るあなた泣かないと誓ったけれどそれは無理なことだと知った折れるほど抱きしめたいと心からそう
朝やけ – 前川清 さみしさを なだめすかしてベッドに もぐりこむ人生に 春が あるなら綺麗で いたいけど愛して 愛して 捨てられてあなたに はじめて 愛された迷路から ぬけだした
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