深き緑の 霊峰遠くぬた山越えると 山の音山肌険し 細き道炭 宿す 半世紀あーあー 悠々と父に会いたい 愛(いと)しい山よ骨の髄まで 浸み通る寝雪を越える 父の背に岩をも砕く 白き水想えば浮かぶ 昭和歌あーあー 雄々と父に会いたい でっかい夢よ夕闇帰る 父の手に湧き水携え 土産瓶季節の姿 変えながら笑顔で語る 面影のあーあー 勇々と父に会いたい 命の山よ