中川京美
女の流転 – 中川京美
胸をさすよな 世間の視線
つらい北国 地吹雪よ
人のうわさも 七十五日
あなた一緒の 道連れに
流れて女の 女の流転
風の痛さが 肌までしみる
夢もかじかむ 宿つらら
苦労にじんだ あなたの背(せ)なに
そっと手をかす 思いやり
流れて女の 女の流転
いつか根雪に 薄日がさして
溶けりゃ来る春 北の春
日向みたいな やさしい胸で
二人寄り添い うれし泣き
流れて女の 女の流転
胸をさすよな 世間の視線
つらい北国 地吹雪よ
人のうわさも 七十五日
あなた一緒の 道連れに
流れて女の 女の流転
風の痛さが 肌までしみる
夢もかじかむ 宿つらら
苦労にじんだ あなたの背(せ)なに
そっと手をかす 思いやり
流れて女の 女の流転
いつか根雪に 薄日がさして
溶けりゃ来る春 北の春
日向みたいな やさしい胸で
二人寄り添い うれし泣き
流れて女の 女の流転
起こして抱いて 車椅子母のからだが 軽くて重い身を粉にしながら 働きづくめわたし育てて くれたひと夢見ることも なかったでしょう夢をみなさい お母さん子供の頃の
酒が入れば 喧嘩もするがやけに気が合う 男華腹を割っての 腹を割っての 話であれば俺も性根を 据えて聞く縁もゆかりも ないはずなのに同じ血筋か 前の世は惚れる女
ハァ~村(さと)で出逢って 幾年かあなたあっての 今日がある男にするため わたしは賭けた桜咲くころ 可愛い孫と宝ものよと ソレソレソレ シャンシャンシャンソレ
泣くも笑うも あんたと一緒固く結んだ 赤い糸傷をかかえた 似た者どうし夫婦暦を これから先は二人紡いで 生きてゆく辛い時ほど 辛抱我慢胸の痛みは 半分こ心かよわ
近ごろ男は いい人にまとまり退屈 つまらない少しはやんちゃな ほうが好きエーエー ほうが好き今どき 女の心には小悪魔マリーが 住むらしいドキドキさせて ワクワク