タブレット純

  • 母よ – タブレット純

    どれほどの道を 歩いてきたのどれほどの涙 笑顔に隠して その手を見せてごらん 指を開いていくつも重い扉 開けて来たその手をこんなに小さな手で 僕を抱いてくれた僕にはとても大きな 強い手に見えてた思い出数えきれない 僕のページにでもあなたのことを本当は 何も知らない 誰かのことばかりを 心配してたね僕らをいつもいつも 見ていてくれたあなたはいつも何かを 願い祈ってた本当は何を夢見て 何を願ったの 思…

  • 銀河に抱かれて – タブレット純

    夜更けの路地を ただあてどもなく見上げた空に 淡い月胸には風が 吹き荒れるけれど生きてることは みんなまぼろしかあの時に あなたが叱って くれたから今の僕が あるとおもうありがとう こころから感謝 しかない大空深く 今 星の彼方銀河に抱かれ 夢の中 愛から生まれ 愛されたいのち遅すぎるけど 気づいたよ何かを求め 這いずりまわって孤独と眠る 冬のオオカミか想い出の ペイジに刻まれた ことばを手繰(た…

  • おしぼりをまるめたら – タブレット純

    おしぼりをまるめたら 阿佐ヶ谷に夜がくるおめがねに叶いたい 路地裏のミニクラブおしぼりをほどいたら あなたをソファーへいざないなけなしのこのドレス はんなり咲かせたいお話に濡れそぼち そっとむせぶかわきもの里心知られたら 酔ったふりして揺らぎます おしぼりは人肌に なるべく捧げたいつきなみなタオル地でも 魔法を与えたいおしぼりは阿佐ヶ谷なら いつでも夕焼け色した石鹸の白い湯気 ほんのり咲かせたいか…

  • 七色のブルース – タブレット純

    つめたいガラスは あなたのこころ雨が打つ 指で追う愛するきもちが 憎さにかわるむらさきは すみれ色叶わなくても いいのです私の身勝手 好き勝手花は七色 恋も七色染めてください この私虹の七色に 最後の時間を 飾りましょうか赤いバラ 敷きつめてあかるく許して 他人になるの強がりを ひまわりで逢えるのぞみは ないのです私に別れの キスをして花は七色 恋も七色染めてください この私虹の七色に 叶わなくて…

  • 百日紅 – タブレット純

    赤むらさきの 口紅(べに)をつけあなた 待つ夜の ときめきよ咲けば 散る散る 散れば咲くこころ 残りな 百日紅(さるすべり)わがまま きいて ほしいけど逢えば 愛しさ こみあげる あんなに かたい 約束をまさか 忘れは しないでしょう咲けば 散る散る 散れば咲く燃えて 焦がれる 百日紅(さるすべり)北窓 開けて 風ひとつ星を 数える 女です 誰かの 膝で 雨やどりいいの いいのよ 待ってます咲けば…

  • 鎌倉哀愁クラブ – タブレット純

    降りそぼる 霙(みぞれ)に濡れて泣きながら歩く 小町通り肩を押されて ころんだ水たまりここは鎌倉哀愁クラブ好きよあなたが 好きよあなたが悔しいけれど 忘れられないの 気まぐれな アイツだけれど優しさが沁みた 雪ノ下飲めば浮かんで 消えてはまた浮かぶここは鎌倉哀愁クラブあんないいひと あんないいひとどこにもいない 海のような人 可愛いと 抱きしめられたわかるでしょ それが嬉しくてひとりぼっちにゃ 幸…

  • サヨナラ大阪 – タブレット純

    サヨナラ サヨナラ 大阪二人の 恋は終ったの別れは いつも哀しくて夜霧に 濡れる 御堂筋泣いているんじゃないワ 霧が冷たくていつの間にかそっと 頬を濡らすのよサヨナラ サヨナラ 大阪二人の 恋は終ったの サヨナラ サヨナラ 大阪私の 好きな街でした明日は ひとり伊丹からあてない 旅に 出て行くの幸せになってね せめて貴男だけうらんだりはしない 祈っているのよサヨナラ サヨナラ 大阪私の 好きな街で…

  • 東京パラダイス – タブレット純

    お洒落に決めて 銀座七色ネオン 灯れば素敵な夜の はじまり恋の 花が咲く君といる幸せ いつまでも続くようにこの街が大好き この街は生きているたとえば夢さえも かなえてくれるだろう時代は今が青春 東京パラダイス 東京スカイツリー見上げて ふたり浅草墨田を渡る 川風恋の 甘い風生きていりゃ悩みも 悲しみもあるだろさそんな日はなみだも 微笑みにかえるのさやりたいことがある やれないこともある時代は今が …

  • 浜松町ナイトクラブ – タブレット純

    夜間飛行の エアプレーン心を照らす 街の灯り赤く仄かな 東京タワー帰りたくない帰さないよ ああラストまであなたと私のムードがもえる浜松町ナイトクラブ 空にそびえる 貿易センター悲しき別れの 歌謡曲今宵も流れる ラジオ局離れたくない離さないよ ああいつまでもあなたと私のムードしびれる浜松町ナイトクラブ キャンドル灯る 小さなクラブお前のまぶたに 口づけよう二人の世界は このフロア忘れたくない忘れるも…

  • 夜のペルシャ猫 – タブレット純

    私は薔薇から 生まれてきたんだもの誰よりも 誰からも綺麗と いわれたいのよ東京砂漠で みつけた泉のようあなたとは あなたとは星座の 巡り合せよ私は夜の ペルシャ猫瞳(め)をひからせて 闇の中愛しているのよ なりふりかまわずキスとワインで 手なずけて 束縛されたら 生きられないんだもの好きなとき 好きなだけ私は夢を みるのよ女は男で 幸せつかめるから愛されて 愛されて可愛く なれるものなの私は夜の …

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