ソレカラ

  • 永遠と明日 – ソレカラ

    明日の今頃もたぶん今日と同じです渇いた心には安い夕日が身に沁みる 「道草しないかい?」誰ともつかぬ声がして伽藍堂の景色など見たくないさと走り出す 見慣れぬ街並みを風を切って掻き分けてイライラを弄ぼう 気の済むまで 永遠の入り口を探せ!めいっぱいの声を張り上げて生きる意味を今も探すなら その昔 憧れた なりたかった主人公や愉快な仲間さえ 見つけてはくれないさ ぼくが誰で 君が何者なのかなんてことの答…

  • それから – ソレカラ

    今になって気づいたのに今さら言えやしないなさびしそうな3月の冷たい空を見上げていた この街を出て行くと決めたのは冬枯れの白い空が美しい頃くたびれたマフラーは今年限りさ冷たくかじかんで胸が痛むよ 出来るなら なるべくなら笑っていようちっぽけなこの部屋のドアを閉めるまでは 晴れた朝にこぼれてきた 昨日までのぼくの涙切ないのか悲しいのか 誤魔化せないままにつたうよ今になって気づいたのに 今さら言えやしな…

  • ありがとう – ソレカラ

    君がぼくを忘れてしまうくらい誰かを好きになって好きになっても構わないと思うくらい時がたち 大人になりぼくらは変わってくおかしいね今はもう顔さえも浮かばない 時の早さは目眩をおぼえるくらい速くいつも突然君の顔がちらついたけれど、今じゃもう思いだせない今じゃもう思いだせない アイラブューと言って言われていつか恋に落ちる僕たちは別れを繰り返すどこにいても何をしていても感じる誰かを探しているのさ ありがと…

  • 髪 – ソレカラ

    心の中で何を想うの?ぼくらは知らず知らずに見つめ合い楽しげな話題をめぐらせては隠せないままに髪を弄んで 大好きです ぽつり心がつぶやけば届かずに今日も風がさらうよ 君の髪がなびくたびに短い季節の匂いがして不安気な空を今にらみつけてぼくはやがてくる季節を思うのさ いつもの恋で終わるはずだといつからか臆病な目で君を見て笑顔が見れたらただ嬉しくて大切な気持ちはもう切なくて いいのかい?それで心がつぶやく…

  • 夏は過ぎたか – ソレカラ

    夏が過ぎ 雨に降られ 消えていく一瞬だけの君のしぐさなんだかほら 悲しくなるから言わないよ さよならは 夢への合図 君に伝えてぼくらは時を過ごして君への合図 忘れた頃に思いだして 少し笑って 今日君は何を見つけたんだ白くまばゆい光は君を包んだまま 夏が過ぎ 雨に降られ 消えていく君とぼくの秘密の距離が教えてほしい ここはどこですか?暗がりで見えやしない 君もいつかぼくを忘れて知らない街で誰かと暮ら…

  • 茜空 – ソレカラ

    何年ぶりの茜空だろもうずっとこんな景色忘れていたな 見渡すかぎりの稲穂道自転車を走らせ急いだ家路カレーの匂いとテレピンの香り学校の屋上から見た景色 あの日ぼくはぼくは見ていた沈んでゆく夕日を今も覚えてる覚えてる確かに世界は輝いてた 東京に出てきて10年目それなりにやるコツは覚えたが景色の見方を忘れては時々ひとりで泣けてくる あぁ満員電車と人の群れ何年たっても慣れません あの日ぼくはぼくは見ていた沈…

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