私、少し立ち止まって振り返るたびに
一人で歩くのが億劫になるの
きっと貴方のようにはなれない
そんなこと分かっているのにね
「隣にいたい」なんて冗談でも言えないよ
くすぐたっくなる優しさに
罪深い恋が生まれ行く
ただ一人貴方だけなの
この心臓に腫れ上がるほどの
痛みを与えてくれた
「愛してる」こんな荷物要らないでしょう?
異常なことは隠さなきゃいけないのね
雨粒涙に溶ければ私の悲しみ
偽りに変わるとそう信じてみる
そっと暴れないように鍵をかけた
報われないことに意義はないから
鳥籠の中淀む気持ちに行き場は無く
今だってこんなに切ないの
貴方はどうか知らないで
ねえ嘘なんでしょう?貴方の声も表情も
これは静かに奪い合う恋の傷なのだろう
止まらない疼く想いを空に飛ばして
美談に変えた夜の孤独は冷たくて
「愛してる」こんなにも苦しいなんて
分からないの 身勝手にも願う理由
焼べては狂い続ける 擬態の中で
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