イヤホンズ
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かかえきれない花束を – イヤホンズ
ねえ 今なにがしたい? どんな瞬間がしあわせ?誰かの答えじゃない 君の言葉で聞かせてねえ 急がなくていい 立ち止まっても戻っても雨の日には 歌でもうたおう 線で引いた道を はみ出さないようにうつむいて見つめてた 頼りないつま先でも 深呼吸をして 高い空あおいだら…… かかえきれない花束を 今君にどこだって行けるよ 自分だけの歩幅で与えられた 時間はそう 君のものどんな道を選んでも 花をかかげよう …
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あなたのお耳にプラグイン! 10周年記念Ver. – イヤホンズ
フタフタいちごりんりんのあなたのお耳にプラグイン! 今夜キミを迎えに行くよお耳の鍵は開けといてね毎週鼓膜にそよ風をあなたのお耳にプラグイン! 「10周年記念で久々に、あなたのお耳にプラグイン!ふっかーつ!」「はい!久しぶりのお便り読みます!みなさんがイヤホンズになって10年、おめでとうございます。」「ありがとうございます」「10年経った今、あのころの自分にメッセージをお願いします!」「じゃあわたし…
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ミンナゲンキカ。 – イヤホンズ
「みんな元気でやってるか 僕は元気でやってるいつも立派な野菜ありがとう すごく助かってる自炊もだいぶ慣れたよ 煮物なんかやってみたよ案外美味いもんだよ 母さんのようにはいかないけどね」 白い便せん 面影揺れる 「仕事もまあまあ順調で 大変だけど充実友達なんかもできてさ 毎日わりと忙しくてなかなか帰れないけど そのうち顔を見せるから戸締りきちんとするんだよ みんなによろしくね」 白い便せん まぶしく…
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おーる・ざ・やんぐ・ぎーくす – イヤホンズ
さあ 起きてよお迎えにきたわ忘れたなんてまさか 言わないでね 大人のふりしてかわらないくせにやってみせてよほら できるでしょ 世界をすくってねわたしのヒーローそういうところだけは負けないでしょ しあわせは好きになれることそれが どんなことでもひとつでも きれいなお姫さま大きくなったねあのころよりドレスも似合うかな あなたは もうすぐわたしをわすれてしまうわ ここからは ひとりきりでも大丈夫 思い出…
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トメハネハラウ – イヤホンズ
「好きな人に好かれなきゃ どれだけ告白されたって意味がないよ」なんて 言っていた君にとっては恐らくこれは意味のない告白になるでしょう玉砕覚悟のこの恋文を勇気と呼ぶのには余りに無理があるダメで元々 なんてのはこっちの都合突き放す方のが力がいるでしょう?君は涙を浮かべ 胸を痛め踏ん切りが つくのはこちらだけわかってながらもこんな手紙をかいているのは僕が弱い人間だからです一人じゃどうにも諦めきれないから…
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リクエスト – イヤホンズ
続いて 東京都にお住まいのラジオネーム名無しさん15歳 「いつも欠かさずラジオ聴いてます。周りのみんなには教えません。もう学校も家も窮屈で、逃げ場なんてどこにも無いんです。けれど行き帰りの道ではこのラジオが、この音楽があるから大丈夫。 本音を言うと想いがほどけて 涙が溢れてきてしまうから、いつも言いたいことは喉の奥で引っかかって飲み込んでしまえばそして何も考えず眠って、また憂鬱な朝とか迎えて、もう…
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だから大丈夫 – イヤホンズ
その後どう?あれからちょっと少しは落ち着いたかな でも区切りがついて本当に良かったって思うよ シングルマザーのタグが付いちゃったって笑うけど私はマザーも結婚のタグも持ってないし ぐるぐるぐる廻る日常は渦を巻いてていつだってイヤだって続いてくのさ がんばれ、なんて言わないだって がんばってるから 今 あなたが 大丈夫、だから大丈夫あなたの決めたことはいつだって大丈夫だよ 潔くってちょっと前向きが過ぎ…
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タイムカプセル – イヤホンズ
10年後のわたしは何してますか?想像できないや仕事してますか?結婚してますか?そもそも生きていますか? 今は将来の夢はないけど見つけましたか?何かビールやコーヒーも飲めてるのかな免許は持ってますか? ずっとこのまま子供でいたい気持ちと背伸びしたい気持ちが混ざり合ってる 大人のわたしは幸せに暮らしてますか?苦手なシイタケも食べられますか?この街を出る日 来るのかな前髪の癖そのまま残ってますか? 10…
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在りし日 – イヤホンズ
こんなことってあるのかい 安っぽいドラマみたいに目が覚めたら突然 お前を失ってたなんて残された鍵はもう何の役にも立ちやしない役立たずの鍵だけが俺の手のひらに残る考えもしなかった阿呆っ面の俺の中抗っても抗っても空っぽが広がってゆく 盗まれたものはなんだい 失ったものはなんだい本当に本当に大切なものって何なんだい 暗い夜の隅っこで仲間の灯を見つけたときも恐ろしいほど澄んだ空の青さを手にしたときもポンコ…
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応援歌! – イヤホンズ
「夢は叶う」だなんて嘘言わないで 今も追いつけない みじめなくらいに好きか嫌いかなんてとうの昔に 涙でゆがんで見えなくなってる憧れてた世界は目の前にあって 居場所ほしければ奪うしかなくてどうでもいいと言えたら楽になるのに あきらめられたら笑い合えるのに進み続けることが美談になるから 立ち止まることがいつか怖くなる走って走りぬけて手に入れたものは 次のレース走る出場切符だった 「どうして?」と尋ねて…