つみきみほ

  • 森へ帰ろう – つみきみほ

    森へ帰ろう 耳をすませば妖精たち 笛 聞こえてくるから 夕暮れの交差点 君は溜息ついた赤やブルーの 人混みをかきわけて光るビルの谷間を 時計の針にせかされ急ぐ君は 夢の居場所 みつけられたのかな? 森へ帰ろう 君がなくした夢のつづきが きっと思い出せるさ森へ帰ろう 耳をすませば妖精たち 笛 聞こえてくるから いつも見慣れた景色 君は溜息ついた窓のむこうに 広がる大地に遠くはなれた都会で ガラスの靴…

  • 少年 – つみきみほ

    猫の真似をした 気紛れをいつか見破る誰か 探し続けてるビルの隙間へと こぼれ墜ちてゆく大きな太陽 蹴とばしたんだ ほほえみよりも 似合ってるから無口なままで 平気だよ わたしは少年背中に翼 隠している誰より少年ひとりぼっちじゃいられない きのう見た夢に ふいに現れた見知らぬ自分 なぜ気になるのみんなそれぞれに 同じ空の下未来の音に耳を澄ますよ 言葉にすると 嘘になるけど本当は何か 知ってるよ 視線…

  • CASTLE ON A CLOUD – つみきみほ

    There is a castle on a cloudI like to go there in my sleepAren’t any floors for me to sweepNot in my castle on a cloud There is a room that’s full of toysThere are a hundred boys and girls…

  • # – つみきみほ

    両手を広げガードレールの綱渡りかけよるの誰か「危ないよ」って 声かけるけど私は全々平気なの いつも言いたい事なんてひとつだけなのになんでいいわけばかりが増えてしまうの 探してるのよ 自分のやり方を見つけたいから探してるのよ まばたく心の中にふれる音 響いている# 空を見上げて思い切り高く 背伸びする見ているの誰か靴音 街にかさねてるけど私はまぎれたくないの どうして何も気付かずに眠ったふりするのう…

  • 時代よ変われ – つみきみほ

    たぶん死ぬのは怖くないビルの屋上金網越えて鳥になるのは簡単だけど楽な答えを選ぶのはなぜか卑怯な気がするの たぶん大人は嫌いなの風も吹かないガラスの街を制服のまま歩いていると君、いくら?ってささやきが童話のように針をさす 甘ったれるんじゃないぜ17才でも 17年分生きる痛みは知っている 時代よ変われ 時代よ変われ時代よ変われ 時代よ変われ古い定規じゃ誰も私の生命ははかれない たぶん私は嘘つきよ鏡の前…

  • サヨナラのあくる日 – つみきみほ

    心にけがをした後は白い繃帯巻きましょう胸をギュッて縛ったら水もしたたる男の子 イバラで作った髪飾り人なんか好きになるからバチがあたる サヨナラのあくる日私 毛布にくるまってサヨナラのあくる日雨よ降れって祈ってた 振られたんだか振ったのかよくわかんない別れ方許せないのはサヨナラと肩たたく手の優しさよ ダイヤの指輪があったなら嘘っぽいガラスの心傷つけたい サヨナラのあくる日私 涙ではれた目でサヨナラの…

  • 君はララバイ – つみきみほ

    星座を地図に 旅してゆくよ夕日の跡を 追いかけて 流れる雲が ちぎれるように口笛吹いて 行くよ いつも 急いでいると見えないものがあるよね Lai Lai Lai Lai 君はララバイはやる心に やさしくしみるよLai Lai Lai Lai 風はララバイほほえむよに 唄うよ 思い通りに いかないことがだんだん増えてゆくみたい 何か知るたび 気持ちの奥が深くなるのが 判る 鼓動 確かめながら生きた…

  • おまじない – つみきみほ

    鳩時計鳴ったら名前を呼んでごらん瞳の奥の方景色がかさなる 通りすぎていくよ見えない鬼の子供嘘がほんとになる黄昏の時間 教えてあげない たねあかしどこからきたのか あててみて 耳たぶにおまじない 眠りにつくまえに空の果ての物語 聞かそうか耳たぶにおまじない お祈りをするまえに一緒にうれしくなってあげる 街を包み込んだ南風の羽衣思いきり走れば境界を越える きれいな水をコップ一杯私が誰だかあててみて ま…

  • 星の人 – つみきみほ

    Good morning 明ける空に光が帰ってゆくゆうべ つぶやいてた君が眠れる星に すきとおりすぎた 君はやさしすぎて傷ついた夜は 風に流れる Late night 夜明け前心のドアをたたき夢で 僕に告げたさよならの微笑み 汚れた人たちの 君へのジェラシー何もできない僕は 目をそらすだけ Inside本当は 世界中の誰よりも自分の行き先に まっすぐに歩いてたまぶしく輝いてた すきとおりすぎた 君…

  • 楽園 – つみきみほ

    天気予報がはずれ雲の切れ間に太陽なんか得した気分笑ってしまうよ Woo Woo 傘をクルリと廻し口笛吹いて歩く水たまり かきまわす爪先が虹壊す 青空の楽園 悲しいことがあっても青空の楽園 明日を見てみたい 切りすぎた前髪が私 子供にするの?言葉のナイフ 胸に隠しているのに Woo Woo 約束もないクセになぜか 急いでしまうシグナルが変わるのをいつも 待ちきれなくて 箱庭の楽園 秘密の迷路くぐり箱…

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