さとう宗幸

  • 愛しき八ヶ岳 – さとう宗幸

    森かげの小径よおもいで語る小径よゆれる野辺の花に 寄りそう二つのかげああ愛しき八ヶ岳よ唄は流れてゆく 胸に熱く 燃えるような峰よ夢からさめた小鳥よ若葉のささやきよ朝焼けの高原よああ愛しき八ヶ岳よゆめは満ちあふれて 心を揺する 見上げる星の空月の光(かげ)にねむる峰木(こ)の間がくれの灯は倖せにゆれているああ愛しき八ヶ岳よ安らかに時は 流れゆく ああ愛しき八ヶ岳よ安らかに時は 流れゆく 人気の新着歌…

  • 夢のあとさき – さとう宗幸

    貴方の生れた海岸を旅の終わりに たたずめば「お帰りなさい」と南風(はえ)が吹く黄昏時までこうしたい岬 桟橋 屋形船精霊流しの灯が点る星座 浜木綿 波の音貴方が弾いてた子守歌ああ 蛍火に貴方の笑い顔ああ なにもかも 夢のあとさき 貴方の口癖「旅に出て 長い手紙を書くからね」あの時素直に 笑えたらきっと二人で こうしてた鬼灯 かんざし 夏浴衣貴方の机にほほよせる窓を開ければ 漁火が涙ににじんで揺れてま…

  • 夢の旅人 – さとう宗幸

    これまで何を 探していたのかこれから何を 探すのか風の迷い子 幼いころの夕焼け 追うばかりきっと人生は答えのない旅生きてゆくことが その答え君は今でも 愛してくれるかい遠き夢みし 旅人を どこまで行けば 岸辺はあるのかいつの日辿り つけるのか黙して語らぬ 旅路の果てにしずかな光あれきっと人生は寄る辺のない川流れ流されて その途中君はそれでも 待っててくれるかい遠き夢みし 旅人を きっと人生は答えの…

  • 息子よ、娘よ、わが妻よ – さとう宗幸

    息子よ、おまえに 逢ったのは雪降る 二月の 産院で母の 乳房を しっかり握り乳を 強く 吸う姿 娘よ おまえが 泣いたのは霜月 神社の 境内で着慣れぬ 晴れ着に つまづいて綿菓子 落とした 三つの祝い 妻よ おまえに 惚れたのは強く やさしく 清らかに子供を 立派に 育て上げ黙って 俺に ついて来た事 息子よ 娘よ わが妻よ生きるつらさも 喜びも君らと共に 分かち合いあ~あ 限りある人生を 今歩く…

  • ひとりしずかの唄 – さとう宗幸

    手折(たお)りし花は 都(みやこ)忘れ都をすてて 幾年(いくとせ)かああ 惜春(せきしゅん)の 月おぼろひとりしずかに 酒を酌(く)む恋せし女(ほと)よ 今いずこ 情けにおぼれ 夢におぼれ風に追われて 何処(どこ)へゆくああ 陽炎(かげろう)を 握(にぎ)りしめひとりしずかに 春を待つ想い出たちよ 今いずこ 日毎(ひごと)に老(い)いし 母を想い訪ねし故郷(くに)は 昔日(かげ)もなしああ荒漠(こ…

  • まつむしそう – さとう宗幸

    うすむらさきの 花をたずねてはるばると来た 霧ヶ峰まつむしそう 思い出に咲く母と来た路 今も変わらず 行けどもつきぬ 花に酔いしれ登りつめても 尚はるかまつむしそう 咲き続く山母と来た路 ただなつかしく 幸福(しあわせ)だった 花にうもれて母を背負いし 信濃路のまつむしそう すだく虫の音(ね)母と来た路 風立ちぬ秋 山小屋の窓 淡きともしび花のうつり香(が) 囲炉裏(いろり)ばたまつむしそう 夕霧…

  • 過去と未来の約束 – さとう宗幸

    時を染める 夕焼け空に君は何を 約束したのシャツの袖で 涙を拭いて今日は何を みつけてきたの 少年よ どこへ急ぐ僕の声にも 振り向かず駆けてゆく 遠く 遠く丘の向こうに 星が出る それは確か 心の景色今の君は あの日の自分鳥に 雲に 野に咲く花に僕は何を 歌っただろう 少年よ どこへ急ぐ君の背中に 日が暮れるもう一度 ここで 会おう君がおとなに なる前に 少年よ どこへ急ぐ夢をその手に にぎりしめ…

  • 地球岬 – さとう宗幸

    北の空は 青く高く流れる雲に 憧れのせて海の辺の径に 二つのかげあなたを見つめて だまっていた忘れられぬ 地球岬あの日が二人の 愛のはじまり 北の海は 青く深く白いカモメの 啼く声きいて沖をゆく船を 見つめながらあなたがつぶやく 夢の言葉忘れられぬ 地球岬あの日が二人の 旅のはじまり 忘れられぬ 地球岬あの日が二人の 旅のはじまり 人気の新着歌詞 片恋 – さとう宗幸 時は残酷に 哀し…

  • 土湯讃歌 – さとう宗幸

    吾妻の山の 雪どけすすみコブシ カタクリ クリンソウ沼のほとりの 水ばしょう二人っきりで たたずんだ思いの滝の 水ぬるむ忘れはしない あの春の日 吾妻の山の 緑を増してキビタキ カッコウ ホトトギスさえずる声も 緑の中に二人っきりで たたずんだ男沼(おぬま)・女沼(めぬま)の 風すずし忘れはしない あの夏の日 吾妻の山は 青空高くキノコ マタタビ ヤマブドウ深山(みやま)の幸は 色づいて二人っきり…

  • 松島春秋 – さとう宗幸

    春の訪れ 待ちかねて君を忘れる ひとり旅沖行く遊覧船(ふね)に 手を振れば旅着の裾を 濡らす波春を待つ島 福浦島(ふくうらじま)は椿の花に 雪帽子 芭蕉の夢に 誘われて歩けば冷たい 雨が降る千々に砕けた 島の数浮かべて静か 春の海君を待つ島 雄島(おじま)の磯に帰りそびれた 渡り鳥 夕べの鐘に 振り向けば木立に君の 声がするひとり旅する ひとの瞳(め)に君のおもかげ 重ねてる誰を待つ島 寒風沢島(…

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