さくらと一郎

  • 今夜は離さない – さくらと一郎

    抱いてほしいなんて 女の口からいえるわけなどないわ いじめないでねすねた君の顔が たまらなく好きさこのまま二人きり 踊りつづけよう恋は魔法さお酒のようね知らず 知らずに ふたりを酔わす今夜は離さない離れられない 好きといえば好きと 答えてほしいの女ごころはいつも 欲ばりなのねそんなことはないさ 男のこころは勝手さでも今は 君しか見えない恋は魔法さ夢見るようね交わす 吐息も 一つになれる今夜は離さな…

  • 昭和枯れすすき – さくらと一郎

    貧しさに負けた いえ世間に負けたこの街も追われたいっそきれいに死のうか力の限り 生きたから未練などないわ花さえも咲かぬ 二人は枯れすすき 踏まれても耐えた そう傷つきながら淋しさをかみしめ夢を持とうと話した幸せなんて 望まぬが人並みでいたい流れ星見つめ 二人は枯れすすき この俺を捨てろ なぜこんなに好きよ死ぬ時は一緒とあの日決めたじゃないのよ世間の風の 冷たさにこみあげる涙苦しみに耐える 二人は枯…

  • いつのまにか – さくらと一郎

    いつのまにか 俺の傍にいていつのまにか 俺の心に染みついていたそんなお前が 不びんだよ 泣けてきちゃったぜ あなたが好きだから あなたに決めたから私ついて行くお前がやすらぎさあなたがぬくもりよ幸せに 幸せに なりたいの いつのまにか 傍にいてくれたいつのまにか 痩せたからだをいやしてくれた渡る世間の 雨風に しのぐやすらぎも 明日の幸せは あげるよこの俺が泣かせはしないあなたと生きたいのお前と人生…

  • かつおぶし – さくらと一郎

    女は男の鰹ぶし可愛がられて だまされて涙の出るほど 身を削るああああネオン街ネオン街男と女のかけひきにやっぱり私は 負けたのねやけに降れ降れ 恋しぐれ 男は女の鰹ぶしあのね あのねとすねられりゃイヤだと言えない見栄もあるああああネオン街ネオン街男と女のかけひきに重たい財布も空になるやけに降れ降れ 恋しぐれ 男も女も鰹ぶしそれでいいのさ おたがいよ恋とは甘くて からいものああああネオン街ネオン街男と…

  • 居酒屋 – さくらと一郎

    もしも きらいでなかったら何か一杯 のんでくれそうね ダブルのバーボンを遠慮しないで いただくわ名前きくほど 野暮じゃないまして 身の上話などそうよ たまたま 居酒屋で横にすわっただけだもの絵もない 花もない 歌もない飾る言葉も 洒落もないそんな居酒屋で 外へ出たなら 雨だろうさっき 小雨がパラついたいいわ やむまで 此処にいて一人グイグイ のんでるわそれじゃ 朝までつき合うか悪い女と 知り合った…

  • 女のきずな – さくらと一郎

    (男女)そんなにわたしを 好きならば(男女)一緒に死ぬよと(女)約束してね(男)生きるあかりを あなたにかけて(女)泣いて女は 夢を追う(男女)あゝ あなたのわたし わたしのあなた (男女)あなたがほどいた 帯だから(男女)あなたが結んで(女)くれなきゃ駄目よ(男)あわせ鏡に うつした涙(女)見られたくない あなたには(男女)あゝ あなたのわたし わたしのあなた (あなたのわたし)(わたしのあなた…

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