こゑだ

  • ふたりで – こゑだ

    冷たい空気吸い込んで痛む喉の奥何もないこの部屋で時は過ぎてく当たり前ってどうやったら手に入れられるのかな「幸せだ」って呟いて瞼を閉じる 7億の呼吸達を吐き終える前に今 迎えに行くよ あなたの元まで抱えた物も二人で分け合えたらその悲しみも苦しい心もそっと柔く溶け出して行く あなたの声にときめいて幸せになるそんな事を夢に見てはまた目が覚めた嘘でもね、それでもいいって何度願ってみたって叶わない想像がまた…

  • 毒針 – こゑだ

    青い光が覗いて世界が目を醒ましてく小さなこの場所でぬるま湯に浸かって一人の景色を見る ミルクの香るバスタブ 本当は嫌なくせに何でも合わせてくれる君に溺れ気づけば離れてた 嫌いだとか口先だけだった白く濁ったお湯に溶かして忘れてた嫌な奴だ これまでの事どれも眩しく汚れた私に牙を剥くまだ、上書きできないよ 静かに残ってる 少し高めの平熱 温かい君の体温忘れないように蛇口をひねったなんだか冷たかった 今と…

  • 嘘 – こゑだ

    ずっと言えずに抱えてきた事を全部君に話そう これっきり嘘つきも終わり 明日になったら後悔するかな不安で押し潰れそう 好きになったの君の事好きになったの大切な人 いつまでもいつまでも ずっと隠して うそつき また繰り返して本当の事を話せたなら楽になれる? そんな事したら君が私から離れていく気がしちゃって 好きになったの君の事好きになったの一緒にいたいの いつまでもいつまでも 知らない方が君の為だと本…

  • Little Daisy – こゑだ

    東京の街でがむしゃらに今日も一日を生きている思い切っちゃえば良いなんて言われたってそんな勇気持てないまま 瞼を開けて窓の外に広がるはずの星空悩んできた事全部無くなってしまったら嬉しさもあるけど今大切な事も消えてしまうのかな 東京の街でがむしゃらに今日も一日を生きている諦め、傷つく事から逃げてばかりいるこれが大人になるって事?泣き虫だって言われるようになったけどもう何も出ないや思い切っちゃえばいいな…

  • 二等辺三角関係 – こゑだ

    寂しい夜にはほろ苦くてしょっぱいビールを飲み干すんだコメディ映画も笑えなくて空っぽな自分が情けないんだ そんな事を呟いては俯いてる、私の前で 一生ひとりぼっちなんて言わないで知らないと思うけれどあなたの事きっとあの子だっていつかは知らない これ以上は言えないんだよ いつもあなたのその瞳が見つめる先にはあの子がいて追いかけられるのはあの子だから私はただ、ただ耳を貸すだけ いつもの様に弱音を吐くその姿…

  • パープル – こゑだ

    ただアスファルトを蹴っ飛ばして全速力で駆け抜けた最低な奴らとか鬱憤ごと踏みつぶして余計なこと考えて数えきれないほど泣いてきたのは目に見えるものが全てだと思ってたから 何も知らずにただ怯えてるだけの日々 誤った選択も見えない先の事も全て放り出したら周りの事はどうでもいいさ 走ろう 当てもなく思いがけない出会いや出来事がノックしては背中を向けて遠くへと去って行く前に 正しさとか気にして間違い恐れて足踏…

  • ピーポーピーポー – こゑだ

    明日があるだとか 雨は止むだとか夜(よ)は明けるだとか 了解ですそんな言葉に救われるくらいなら 幸せ者です綺麗事並べ 悦に入るなら どうぞ他所でお願いします汚れた私でも愛せる人なら行こう 雨降りも 愛せますように長い夜(よ)も 愛せますようにわかりやすい方 なびかないでいてよこれはもう警告音 聴こえるか? ピーポー ピーポー 目を覚ませPeoplerepeat beat 止めるなよ演奏良い子なんて…

  • Middle Finger – こゑだ

    恥ずべきモノなんだと決めつけて君らは罵声を上げる真夜中の午前2時を指した時計の針はまた私の気持ちなんて無視して刻一刻と時を刻む荒んだ波に飲まれてどこへ行くのだろう 絡まった気持ちをどう消化して過ちは清く正しく裁いて凡人の戯言は握りつぶして燃えないゴミは私が燃やしてあげるわ なんてったって成り上がりいらない、いらない、愚か者ども損得勘定押し付け合い中指立ててバイバイ 本当はそんな事面と向かって言えな…

  • 滅亡前夜 – こゑだ

    ややこしくって めんどくさくて力づくで振り切って腑に落ちないな しこりになって今だに引っかかって ニセモノだらけ 本音が聞きたいないものねだり 上手くはゆかない 目をつぶってるだけじゃ世界は同じでっかちな頭壊して 柔らかい私へ目に映るものだけじゃ答えは同じへんくつな心許して生まれたての私へふり注ぐ隕石の光 滅亡前夜 キリがなくって 気力もなくてあとまわししてやんなくて絶望だって ミラクルだって死ん…

  • 18 – こゑだ

    思い通りに鳴らせないギターを片手に持ってる僕は今、ここで傷だらけの指を押し当てて歌うハッピーの裏側や悔しさや遠回しの恋今夜また、頭ん中かき回しては叫ぶ 一日目は大きなダンボール解体作業に疲れていっときの間おやすみって気づけば太陽沈んでる慌てて迎えた二日目はとりあえずコンビニでパンでも買って噛み締めるひとりのワンルーム あらかじめ決めていた事は何からも縛られない事誰かに支配されるのはもう二度と嫌なん…

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