いよわ

粗大ごみの日 – いよわ

寂しくて泣きそうだ
今まで幸せだった
魔法のような日々だって
捨てるにはお金が掛かるんだね

ちょっと火照った風で目醒めた
教科書の小説家が書いた季節になりました
パックした段ボールの塔も
昨日のうちに運べました

重ねてははぐれ離れたものの数を
数えていた頃の話

魔法使いをやめないで
散らかった床が懐かしいね
ハズレ引いたような顔で
机の足に背を預けて
そこら中駆け回って
出しゃばった涙隠して
冷たい紙めくって
春風舞い戻って
素敵な大人になったね

椅子の背もたれが壊れた
ノーパソの充電を気にする身分になりました
目下映った馴染みの家具も
新幹線には乗らないな
空を飛ぶのを怖がったんだ

温もりを受け取るそのまま
夢は月に 願いは星に
黄昏れる呪いの国では
しがみついた 離れる足に

重ねてははぐれ離れたものの数を
憶えてられないんだから

魔法はもう使えなくて
転がった杖が陽に焼けて
旅を祝うような風
また続きを見に行くのね
さらば!どうか忘れないで
出しゃばった言葉隠して
明後日にはランデブーね
粗大ゴミのことだって
擦り切れて忘れちゃうくらいに
とびきり幸せになってね

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