いよわ

平熱 – いよわ

数えた音の色
少し微睡んで忘れたら
見慣れた瞳がすぐそばで見ている
小さな生き物にぶつかった声が回るように
ラジオ波と同じ色をした何かがはじまる
終わった授業にこと
少し微睡んで思い出す
見慣れぬ瞳が遠くから見ている
息をするほどに輪郭を持ってそこにある
寄せては返すような眩いその影を見ている

揺れた世界の続き
波が僕らを連れてった
回ったタイヤが
どこに行くか知る術はないけど
蕾を開く花が
誰のものでもないように
平熱が凪いでいる
平熱が凪いでいる
平熱が凪いでいる

変わった世界のこと
前をゆく背はにべもなく
着替えて様になった
姿見が見ている
日々に住む光
眩しく思って目を閉じる
フィルムの淡くなった
名前のない雲を見ている
歩幅の一歩差を
埋めるような風が今日も待つ
こぼした水がやっぱ
無茶振りに見えてる
リピートする歌に
うるさいと叱って目を閉じる
土足で横たわった
空腹と夕暮れを見ている

平熱が去っていく
平熱が去っていく
平熱が去っていく
平熱が去っていく

慣れたことなら分かる
波が僕らを連れてった
想像ならパーキングで
誰が金を出すか知らないけど
延びた昼寝の夢が
終わる頃は同じように
平熱を待っている
平熱を待っている
結局目の前に居るんだ

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