いよわ

パジャミィ – いよわ

遠い 夢の部屋
はじめましてじゃないって
暗い 夜がこわくて
泣いていたのね
ふたり クラスメイトとは
少し違う友達が
ささやき声で 連れていくわ 秘密基地に

きみの傷をいやすように
痛みから気をそらすように
とっ散らかしたおもちゃと長い袖が
ちょっとくすぐったくて
頬をつねって「また会おうぜ」
裸足で蹴り飛ばして
宙に向けて放った
大事なだれかの心の時間かせぎ
お願い目覚めを忘れたままで、パジャミィ

遠い 夢の部屋
はじめましてじゃないって
苦い 朝がこわくて
泣いていたのね
「皆 嘘をついてる」と
涙ぐむ瞳が
ささやき声で
打ち明けた秘密をうつした

大人になっていくきみに
忘れ物を届けるように
さあ遊ぼうぜ今
ぼくらは心をちょっとすりむいただけ
朝焼けが背中を刺して
閉じたドアの向こうで怖い声が言った
「本当の気持ちは誰にも言えないのに」
「最後は地獄へ落ちるだけなのに」

映画も 陽だまりも 卒業式も
あふれる音楽が流れ終わったなら
寂しいけれど お片付けをしなくちゃ
ねぇ こうして
もらいすぎたものを返せたら
そのために生まれてきた と思える
それならば誰があなたを起こすの、パジャミィ

晴れたお別れの日に
こんな曲を流すように
とっ散らかしたおもちゃと長い袖が
やっぱくすぐったくて
涙ぬぐって笑おうぜ
裸足で蹴り飛ばして
宙に向けて放った
大事なわたしの心の時間かせぎ
お願いあなたを忘れぬままで、パジャミィ

人気の新着歌詞

オーバー! – いよわ

パスワードは秘密だった眠るうちに終わっちゃったクラスのこと考えてたパスワードはキー3つだった頭ん中を嫌っちゃった私の考えた最高のプランが目を覚ます知らなくて 触

一千光年 (Album ver.) – いよわ

「どこへ行こう」と話しかける窓の中 じきに春「そこへ行こう」と思いふける白紙の地図さえも持たずにかわいいわがままを言ってその隣で歩きたいなかっこいいことを言って

きゅうくらりん – いよわ

うるさく鳴いた 文字盤を見てたきっときっと鏡越し 8時過ぎのにおいしらけた顔 変わってなくてよかったピンクの植木鉢のぐちょぐちょした心のそばに大きく育ったもの結

捕食ひ捕食 – いよわ

瞼閉じる直前の35秒間は生まれた意味を考えて終わる数え損ねた誕生日の翌日には気づけば放り込まれた食って食われる関係言うなればそれはバグ知らない衝動両手で押さえつ

つづみぐさ – いよわ

小さな手 握るままで私はどこか迷い込んだ明日の光見つめながら言葉を渡す背負うものは大きく望まれてここに立つ正しさを問いかける拾おうとするほどに こぼれ落ちた獅子

黄金数 – いよわ

銃弾ひとつ飛んだそれは虚ろ 果ては骸まるで真夜中の昼間贈り主のいないおくりもの嗚呼 銃弾ひとつ飛んだそれは虚ろ 果ては骸まるで真夜中の昼間贈り主のいないおくりも

わたしは禁忌 (2024 ver.) – いよわ

太陽が落ちてくりゃいいなあまりにも寒いから暗がりの奥は歩けない決まり行きたい場所だって多いがあまりにも寒いからこの街の外には出れない決まりなの。今日もあくびを咀

クリエイトがある – いよわ

至極普通の会話でキルポイントやりたいことの亡骸でいっぱい32日目のデート失敗待ち合わせ場所は机の一帯私も今来たとこ空き教室揺らぐ放課後の風邪と有毒化合物の意図の

熱異常 – いよわ

「死んだ変数で繰り返す数え事が孕んだ熱どこに送るあてもなくあわれな独り言を記している電撃と見紛うような恐怖が血管の中に混ざる微粒子の濃い煙の向こうに黒い鎖鎌がつ

異星にいこうね – いよわ

キャトルミューティレーションのように恋した実地調査14日目の朝よみだれの無い計測機器が奏でるのは知らない音どくん と警鐘のよう 響くの特定の弧をえがいて飛び立つ

あだぽしゃ – いよわ

だらんと垂れ下がっちゃった栄光の手をご覧私の有り様その体が無様に温まるまで歩きましょう水ぶくれの跡が酷く痒くて堪えるような爛れた夢の続きを見て泣いていました大事

たぶん終わり – いよわ

信用しようにもちょっと予想がつかないエンドから身を半分乗り出した少女ヒーローもヒロインも居なかったかなしあわせ一歩手前がこのまま続いていくんだ信じることが美しい

間に合え結婚式 – いよわ

ああ 10年前 私は何してたっけ職場が爆発する夢で目が覚めたお日柄も良いね時計の針がなんか、パラレル知らない高速ぶっ飛ばして最短ルート導き出して招待状の主役に会

ぷらいまり – いよわ

怒られない服の着方を大人みたいなしゃべり方をまだ知らない言葉の意味もおしえて背伸びした大きな窓見えた向こうが気になって追いかけていたら昨日が終わっちゃった遊ぶ影

ももいろの鍵 – いよわ

泣いてるの?怒ってるの?幼い声が問う心配いらないよ 笑えてるよ返事は宙に浮くだけあの日描いたもの 夢の色しだいに濃くなる1人じゃないことも分かってるよ横を見てい

キャットファイト – いよわ

いけ好かない!ファンタジーゲームの主人公って感じ噂の奥も隙も無いな余裕も綽々の舞台挨拶がさながら あなた 大女優ね「大抵のことには惑わされる理由なんてないのに!

平熱 – いよわ

数えた音の色少し微睡んで忘れたら見慣れた瞳がすぐそばで見ている小さな生き物にぶつかった声が回るようにラジオ波と同じ色をした何かがはじまる終わった授業にこと少し微

花蟷螂 – いよわ

力を持つものは須く優しい心を持ちなさいか弱くも静かに苗を持つ優しい人を守りなさいあゝ要らないものと要らないものを天秤にかけて同じ質量の絆を得る鳥の群れ新しい嘘を

ヘブンズバグ – いよわ

懐かしい風が触った楽観的な季節は吸った酸素を身にまとったような庭目に刺さる朝日を嗅いだ愛を知らぬ少女の 記憶は糸固く結べばほどけはしないの「動物が好きなのね」「

ゆめみるうろこ – いよわ

ゆめみるうろこは寝巻きを着たまま骨も宝も持っていなくても信じてくれなきゃ死んでしまうわ!窓辺に並べた古い約束が朽ちるほど欠伸する間に日が経って毒も薬も無くなって

Back to top button