花も嵐も 踏み越えて
行くが男の 生きる道
泣いてくれるな ほろほろ鳥よ
月の比叡を 独り行く
優しかの君 ただ独り
発たせまつりし 旅の空
可愛子供は 女の生命
なぜに淋しい 子守唄
加茂の河原に 秋長けて
肌に夜風が 沁みわたる
男柳が なに泣くものか
風に揺れるは 影ばかり
愛の山河 雲幾重
心ごころを 隔てても
待てば来る来る 愛染かつら
やがて芽をふく 春が来る
人気の新着歌詞
荒野の涯に 日は落ちて遥かまたゝく 一つ星故郷棄てた 旅ゆえにいとしの黒馬よ さみしかろ七つの丘も 越えたれど湖のほとりも さまよえど朝霧夜霧 暮の鐘やさしきも
青い背広で こゝろもかるく街へあの娘と 行こうじゃないか紅い椿で ひとみも濡れる若い僕等の 生命の春よお茶をのんでも ニュースを見ても純なあの娘は 佛蘭西人形夢
旅の燕 寂しかないかおれもさみしい サーカスぐらしとんぼがえりで 今年もくれて知らぬ他国の 花を見たあの娘住む町 恋しい町を遠くはなれて テントで暮しゃ月も冴え
つよいばかりが 男じゃないといつか教えて くれた人どこのどなたか 知らないけれど鳩といっしょに 唄ってたあゝ 浅草のその唄を可愛いあの子と シネマを出れば肩にさ
柳青める日 燕が銀座に飛ぶ日誰を待つ心 可愛いガラス窓かすむは 春の青空かあの屋根はかゞやく 聖路加かはるかに朝の 虹も出た誰を待つ心 淡き夢の町 東京!橋にも
花摘む野辺に日は落ちてみんなで肩を くみながら唄をうたった帰りみち幼馴染のあの友 この友ああ 誰か故郷を想わざるひとりの姉が嫁ぐ夜に小川の岸で さみしさに泣いた
忘れられない あのおもかげよともしび揺れる この霧のなかふたりならんで よりそいながらささやきも ほほえみもたのしくとけ合い 過ごしたあの日ああ いとし君 いつ
船を見つめていたハマのキャバレーにいた風の噂はリル上海帰りのリル リル甘い切ない 思い出だけを胸にたぐって 探して歩くリル リル どこにいるのかリル誰かリルを
日暮れ悲しや 荒野ははるか急げ幌馬車 鈴の音だよりどうせ気まぐれ さすらいものよ山はたそがれ 旅の空別れともなく 別れて来たが心とぼしや 涙がにじむ野越え山越え
何故か忘れぬ 人故に涙かくして 踊る夜はぬれし瞳に すゝり泣くリラの花さえ 懐しやわざと気強く ふりすてて無理に注がして 飲む酒も霧の都の 夜は更けて夢もはかな
雨が降ってた しとしとと或る日の午後の ことだった君と僕とは 寄り添って雨の舗道を 濡れながら二人愉しく 歩いたね雨に濡れても 二人きり或る日の午後の ことだっ
白い花が 咲いてたふるさとの 遠い夢の日さよならと 云ったらだまってうつむいてた お下げ髪かなしかった あの時のあの白い 花だよ白い雲が 浮いてたふるさとの 高
晴れやかな 君の笑顔やさしく われを呼びて青春の花に憧れ 丘を越えてゆく空は青く みどり萌ゆる大地若き生命 輝くパラダイスふたりを招くよ囁くは 愛の小鳥そよ吹く
若い生命の カレンダーを今日もひらけば 君の顔呼びかける あのひとみモナリザの 謎のいとしさあゝ若い日の 丘は花ざかり青いホールの シャンデリヤ抱いて踊れば 黒
鐘が鳴る鳴る マリヤの鐘が坂の長崎 ザボン売り銀の指輪は どなたの形見髪に結んだ リボンも可愛い可愛い娘 ああ長崎のザボン売り風がそよそよ 南の風が港長崎 ザボ
一杯の コーヒーから夢の花咲く こともある街のテラスの 夕暮れに二人の胸の 灯がちらりほらりと つきました一杯の コーヒーからモカの姫君 ジャバ娘歌は南の セレ
花咲き花散る宵も銀座の柳の下で待つは君一人 君ひとり逢えば行く 喫茶店楽し都 恋の都夢のパラダイスよ 花の東京うつゝに夢見る君の神田は想い出の町今もこの胸に こ
恋のかなりや 籠から逃げてこよいいずこの 小枝に眠る絵筆抱いて 君の名呼べば花の素顔も 見える月すねてかなしく あなたと別れ白い雲見る 十国峠若い女の 涙よ乾け