生命(いのち)に終わりがある
恋にも終わりがくる
秋には枯葉が
小枝と別れ
夕べには太陽が
空と別れる
誰も涙なんか
流しはしない
泣かないで 泣かないで
粋な別れをしようぜ
生命に終わりがある
恋にも終わりがくる
はかない生命は
せつなくもえて
どこか消えてゆく
煙草の煙り
恋の行方なんか
わかりはしない
追わないで 追わないで
粋な別れをしようぜ
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桜の花のような小雪がふりかかるお前のおくれ髪(げ)をこの手で なでつけるまわり道を したけれどめぐり逢えたら いいさ いいさ遅れてやって来た二人の春に 乾杯を
暗い過去を 置き去って寒い故郷(ふるさと) 捨てましたバスと鉄道 乗り継いで都会へ逃げて 三年過ぎて馴染めぬ街は 今でもひとり寂しい人は いませんかいたならこの
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暗さを背負った お前には更紗(さらさ)の着物が よくにあう久しぶりだね 逢うなんてお茶でもいかがと 出す指に今でも指輪を はなさない…おもいで話し団扇(うちわ)
雨が霙(みぞれ)に かわる夜呑めば涙が あふれだすそうだよ、あき子 おまえのせいさ何処へ行くとも 言わないでいのちまるごと 消えたやつここは北国 あき子の酒場ほ