母さんの 丸まった 背中の顔が
私にポツリと 語りかける
お前が 生まれて ここまで育て
私は うれしいのか 悲しいのか
私の ことは 心配せずに
お嫁に お嫁に 行きなさい
母さんの やせている 背中を見ると
私は涙が 溢れ落ちる
私が お嫁に いったとしたら
ひとりで ここにいても 泣くだけよね
あなたの事が 大好きだから
一緒に いたいの いつまでも
私の ことは 心配せずに
一緒に 一緒に 暮らそうね
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あなたはわたしの 命でもわたしはあなたの 何ですかこうしてときどき 逢うほどにこの胸千切れて 痛みます叶わぬ恋ですか報われぬ恋ですかあゝ 凍てつく空の残月は耐え
流氷ギリリと 哭く夜はあたしだって あたしだって 涕(な)きたいよ信じて尽くして その挙句ひとりぼっち ひとりぼっち 凍えるよ冷えたこの足 あんたのほかに誰が温
泣いて十年 笑って十年ふたりで暮らして数十年喜び 悲しみ 苦しみを共に歩いた 夫婦(めおと)旅あなた ありがとう ありがとうこれから 越える 年月(としつき)も
水に映った あの月を欲しがるような 恋なのさきっと男にゃ 聞こえない女の胸の すきま風おくれ おくれよ あのひとを誰のものでも かまわないいやだ いやだよ 添え
恋はからくり 芝居だね嘘と真の 七変化わかってるのに ああああたし あんたに魅せられておんなは惚れたら せつないね尽くしても 尽くしても奈落の底に 堕ちてゆく幕
愛していますと そのひとことをあなたに言えずに 月日は過ぎた濃い目の水割り 夢見るグラス別れの予感が 心を責めるむらさき色の灯りの下で 飲んでる私あなたのほかに
逢えない夜の 淋しさつらさ誰にも言えない 話せない待ちわびて 待ちわびて せつなくて心細さに 負けそうで涙があふれる あなたが恋しいあなたの澄んだ やさしい瞳私
女の胸に 舞い降りるはかなさは美しい 雪の幻想曲(ファンタジー)遠ざかる 遠ざかる あの人を追うことは 追うことは やめましょう眠りたくても眠れない 夜の哀しみ
茜に染まる 川波を見とれてひとり 立ちつくすやさしさばかり 夢ばかり残してあなたは どうしてますか涙があふれる 夕陽川忘れることも 出来ないで月日は流れ 過ぎま
恋の破片(かけら)を ひと駅ごとに捨てて手さぐり 北の旅ここはみちのく 三陸海岸泣いてくもった 列車の窓に書いてまた消す さよならをあなた拾って くれますか…寒
心に抱いた 夢のために固い契りの ささえがあれば迷うことなく 迷うことなく 生きられるあなたと私の 夢を紡(つむ)いで愛の機織る 二人の明日(あした)へ何度も女
女ひとりで暮らすには広いこの都会(まち) 寒すぎる夢が遠けりゃ なおさらに夢に破れりゃ なおさらに赤い灯 青い灯 虹色の海渡りきれない 夜の海峡あの日神社で 願
雪の砂浜 打ち寄せられた片方だけの さくら貝あなた亡くした 私と同じ涙に濡れて 凍えてるああ…逢いたい それでも逢いたい能登は日暮れて 波ばかり海の向こうに 白