end – 畠山有希

言われるなんて思いもしなかった
別れようそんな言葉
どうしてなの？わたしじゃだめなの？
口だけの『ごめん』

どうかしてるね
ありふれた日常が
しあわせと気付きもせずに
お願い行かないで

ただ君だけずっと想ってた
君しかいないよ
届かない声が彷徨っている
これから先どうやって生きていくの
君がいない世界が
色褪せてゆく

別にわたしは平気だよ
分かって欲しかった強がり
楽しかった優しかった思い出が
今と重なって
涙がね　こぼれてく

舞う花びら
波打ち際走る影
染まりゆく葉
真っ白な雪
君が消えてくれないの

永遠に胸に刻まれた
愛しい名前が
聞こえた先
いつも探している
空っぽになって壊れた
この心は
ありがとう、じゃあね
なんて

聞き飽きた口癖も
ぎこちない仕草も
どれも全部
好きだったから
痛みは増すばかりで

幸せになってねとか
無責任な言葉
聞きたくないよ
もう会うことも話すこともないのにね
ただただただ

まだ君だけずっと想ってる
君しかいないの
届かない声が彷徨っている
君といた世界が崩れてゆく
わかってる　全部全部
終わりにしよう

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