あおいいと – 安藤誠明

春が終わる季節はいつも
ささやかなしあわせを
噛み締めながら揺れる

纏う気まぐれ
季節外れの期待に
千切れてた風に乗った

穏やかなあの春風
手放してみる
そう今始まったもう
自由な旅

痛み連れて
何もかもそういっそ
飛び出せば漕ぎ出せば
変わり始めていくのに
確かなものを探してしまう
今だけ弱さを遠くに飛ばせ

流離くたびれ
慣れさえ通りすぎた
こんな状態白に戻そうかもう

賑やかなあの夏風
手伸ばしてみる
そう今始まったもう
自由な旅

痛み連れて
何もかもそういっそ
飛び出せば漕ぎ出せば
変わり始めていくのに
確かなものを探してしまう
今だけ弱さを遠くに

疲れ果て浮かぶそんな日にも
意味はある未来(あす)の君は
今の君が紡ぐ唯一のあおいいと

痛み連れて
何もかもそういっそ
飛び出せば漕ぎ出せば
変わり始めていくのに
確かなものを探してしまう
今だけ弱さを遠くに飛ばせ
飛ばせ　飛ばせ