ひと筆ごとに 命を削り
髪一筋を 写し盗る
世間のむごさも 冷たさも
女に生まれた 所以(ゆえ)と知る
薄桜(うすざくら) 洗柿(あらいがき)
一重梅(ひとえうめ) 花浅葱(はなあさぎ)
噛みしめた 唇の
血の紅さえも 色にして
百花繚乱 染め上げる
女 序の舞 華の舞い
刹那の恋に 丸ごと溺れ
夢を見ました 人並みの
男のずるさを 知りもせず
絵筆を忘れて 逢いに行く
軒燈(あか)り 竹の音
蛍宿 夜半(よわ)の月
抱かれても 抱かれても
寂しい心 満たせない
色を幾重に 重ねても
女 序の舞 涙舞い
夕時雨 下駄の音
萩の花 母の声
哀しみも 苦しみも
ひと刷毛ごとに 消えて行く
過ぎてしまえば 泡沫(うたかた)の
女 序の舞 扇舞い
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