山根綺

のば – 山根綺

言葉にすれば強くても 形にすればもろくて
化かしてみても それは小細工なんだ
どんな大人でも ねえ 少しくらいは
流す涙を残しているでしょう

例えば 僕の声が 突然届かなくなったら
どれだけの人が 路頭に迷うかな
こんなところでも ねえ 君の存在は
大した意味を含んでるでしょう

なんもしたくなくて なんかしたくなって
攻略法もないとこでジャンプしてるよ
どうかしたいなって でも 高熱出して終わった
そんな日々を愛おしく思えたんだ

ああ これが春ってやつか
何もかもが くすんでみえた
その中にポツンと生まれた「のば」
ちゃんと育てなくたって世界を照らしてくれる

どこかで誰かの合図を待っている僕が嫌いで
合否なんてものは ただの免罪符なんだ
今日が終わりでも ねえ 明日になれば
怪我した君を救えるでしょう

汚したくなくて 浄化したくなって
教科書もないとこでチャイム鳴らすよ
逃避したいなって でも 損したくなくて笑った
そんな僕を許してしまってるんだ

ああ これが夢ってやつか
朝も夜も眠ってみせた
その中にコツンと当たった「のば」
ちゃんと歩けなくたって答えを探してくれる

ああ これが春ってやつか
何もかもが くすんでみえた
その中にポツンと生まれた「のば」
ちゃんと育てなくたって世界を照らしてくれる

最初から分かってたんだ
だから僕は生きてきたんだよ
喜びも悲しみも抱えた「のば」
いつの日かなくした青春を見つけてくれる

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