多岐川裕美
魔性の女 – 多岐川裕美
アモール 欲しいの
きつい爪の跡
アモール 欲しいの
生きてる 証拠(あかし)だけ
Ah 昨日(ゆうべ)とちがう顔
見せてると
Ah 私を責めている
それがあなたの若さの理由(わけ)ね
アモール わかるでしょ
女は微妙な生き物
アモール 欲しいの
ガラスの冷たさが
アモール 欲しいの
渇いた視線だけ
Ah 心の大空に
入(はい)らないで
Ah 自由はあげないわ
それが私の女の理由ね
アモール わかるでしょ
女は微妙な生き物
アモール 欲しいの
きつい爪の跡
アモール 欲しいの
生きてる 証拠(あかし)だけ
Ah 昨日(ゆうべ)とちがう顔
見せてると
Ah 私を責めている
それがあなたの若さの理由(わけ)ね
アモール わかるでしょ
女は微妙な生き物
アモール 欲しいの
ガラスの冷たさが
アモール 欲しいの
渇いた視線だけ
Ah 心の大空に
入(はい)らないで
Ah 自由はあげないわ
それが私の女の理由ね
アモール わかるでしょ
女は微妙な生き物
雨がやみそうだわ蒼い風音 流行唄(はやりうた)昨日他人事(ひとごと)だった悪い予感の水時計あてにはならないつめたい男だけどあなたのばらまく不安がとてもスリルよジ
なんにも思わず 涙も流さずあなたの残したグラスを 見つめてひとりみんなわかっていた筈なのに心の奥のさみしさを ああわかってあげれば 別れも知らずにすんだのきっと
ドアを開ければ いつもの部屋ソファーの中に沈みこむのよ化粧をおとした鏡には女の心が映るわ送ってきた あなたを無理矢理帰したけれど一人でいることに少し疲れたみたい
幸せ それとも 不幸せ幸せ それとも 不幸せ鳴らない電話が憎らしい今夜もあなた 遙かなひと束めた髪を ほどきながら待ちわびる心をなだめてるララバイ 今日もくちづ
シャツのボタン 二(ふた)つはずしただけで他(ほか)の男(ひと)の視線 気にしてるあなたおいくつと ひやかせばムキになる人…モンシェリー早く大人になって欲しいけ
彼女の電話からパリの匂いがしたメトロの風に舞い踊る黄昏彼女の電話からパリの匂いがしたHOTELの重い扉の閉まる音それからしばらくして あなたから届いた彼女とあな
プラットホーム 恋人達腕をまわして 歩いてゆく私はひとり ベンチにもたれ煙草に火を点けてみる煙が風に漂よえば今朝のセリフがもう一度波のように押し寄せて涙を誘うの
車を乗り捨てるように あなた愛の月日さりげなく ……脱いだあたしはそれでも今日と同じ顔で明日もどこかで笑う 約束よそうよ どこかの街で雨に濡れてるAhh あたし