花見桜こうき

乾杯しませんか、西宮で – 花見桜こうき

花見の宴 お隣どうしだね
目と目合い はにかんだ
春の夙川で
桜のように ほほ染めて笑顔
よかったら 乾杯しませんか

夏 甲子園あたり 突然の雨になり
飛び込んだ軒先で ああ?
肩寄せ合うみたいに 濡れながら向日葵に
こんな時は 大きな声で
よかったら 乾杯しませんか

フラれたあのこ 慰めてるあいつ
落葉のきみを待つ
秋の甲山
友達からの片想いは続く
とりあえず 乾杯 忘れなよ

冬 すってんころりん 目の前で尻をつく
差し伸べた手の先で ああ?
ホの字を雪に書いた 詣での廣田神社
こんな時は 心を込めて
よかったら 乾杯しませんか

年おもい寄せた 西宮駅前で
すれ違うあの人に ああ?
今日 告白をしよう 一輪のバラを持ち
こんな時は 素直のままで
よかったら 乾杯 しませんか

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