あんまり優しくされると
溺れちゃいそうになって
咄嗟に大口叩くカナヅチさ
こんなに真っ直ぐな思いが
どうして曲がっていっちゃうんだろう
力任せに打ち込んだ釘のよう
手のひらは まだまだ頼りなく
この愛の握り方 慣れてなくって
僕だってもっとちゃんと泳ぎたいのに
なぜだろうか掻き分けても前に進まない
冷たくて重たい鉄のような心が
君のやらかい熱で形を変えてゆく
唯一の道具といえば
タネもなけりゃ仕掛けもない
誰にでも打てるようなアイヅチくらい
借り物のアイデアじゃなくってさ
自家製のひらめきで照らしたくって
練りに練って作った奇跡を
かなり不格好だけど贈ろう
喜ぶ顔が見てみたいから
僕だってもっとちゃんと泳ぎたいのに
なぜだろうか今も前には進まないけど
冷たくて重たい鉄のような心が
君のやらかい熱で溶かされては
自分作る材料に変わってゆくんだ
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