中川京美

男華 – 中川京美

酒が入れば 喧嘩もするが
やけに気が合う 男華
腹を割っての 腹を割っての 話であれば
俺も性根を 据えて聞く

縁もゆかりも ないはずなのに
同じ血筋か 前の世は
惚れる女子は 惚れる女子は いつでも同じ
意地がぶつかる 恋仇

上げて呉れるか もしもの時は
折れた線香の 一本も
言えばお前は 言えばお前は にっこり笑い
俺も一緒に 行くと言う

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さざんか日和 – 中川京美

起こして抱いて 車椅子母のからだが 軽くて重い身を粉にしながら 働きづくめわたし育てて くれたひと夢見ることも なかったでしょう夢をみなさい お母さん子供の頃の

女の流転 – 中川京美

胸をさすよな 世間の視線つらい北国 地吹雪よ人のうわさも 七十五日あなた一緒の 道連れに流れて女の 女の流転風の痛さが 肌までしみる夢もかじかむ 宿つらら苦労に

人生の春 – 中川京美

ハァ~村(さと)で出逢って 幾年かあなたあっての 今日がある男にするため わたしは賭けた桜咲くころ 可愛い孫と宝ものよと ソレソレソレ シャンシャンシャンソレ 

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