かっこよく言えば 魔法のかかった
お城にこもった ビーストみたいに
孤独に慣れて 誰かに会う度
突き放す癖が 抜けない僕
可愛いけれど 少し変わってて
黄色いドレスなんて 着たらきっと似合う
君は僕のさ 心の中に
土足で上がりこみ 愛を教えた
君が僕を 諦めないでいてくれたから
今日もこうして生きている
僕のわかりにくい優しさを
ちっぽけなこの勇気を
遠まわしな愛情を
たった一瞬の笑顔を
君が見ていてくれるから
好きになっていったんだ
君のことも 僕のことも
いつか二人で 見に行った映画
首を傾げて見た 別れのシーン
今の僕なら 分かる気がする
誰かの為に選ぶ サヨナラもある
君が君を 諦めないでいてほしいから
もういいんだ ごまかさないで
君の隠せてない寂しさを
小さくて強い未練を
数秒の戸惑う間を
一粒こぼれてった涙を
僕は見逃せなかった
だから決めたんだ
君の背中を押せるように
僕の下手でバレバレな演技を
「嫌いになった」の台詞を
震えちゃう この声を
かっこつけ損ねる様を
君は全部お見通しで
「ありがとう」と「ごめんね」を泣きながら
あぁ すべての魔法が解けて
王子の姿になって
君のことをただ強く
抱きしめられたらいいのに
そして末永く幸せに
暮らしたかったんだ
二人で笑って
僕のわかりにくい優しさを
ちっぽけなこの勇気を
遠まわしな愛情を
たった一瞬の笑顔を
君が見ていてくれたから
好きになっていったんだ
君のことも 僕のことも
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