かあさん とうとう買いました
大きな赤いマントです
子供の時から夢だった
大きな赤いマントです
不幸が私を追いかける
かくれて眠るマントです
孤独が私にしのび寄る
はおって逃げるマントです
風吹く夜は風をたち
雨降る朝は雨をさけ
陽ざしの午後には日をよけて
私はとてもしあわせよ
かあさん いつかは見せましょうね
大きな赤いマントです
かあさん 駄目だといったけど
私の好きなマントです
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お元気ですか 幸福ですかお返事下さい 気にしています夜ふかしぐせはいけないのです若さがどんどんなくなるのです私にとって あなたはとてもとても大事なひとですからお
冬にお米を研ぐ時は指も心も凍ります寒い季節が来るたびに母は体をこわしてましたまだあどけない妹と折り鶴をそっと折りながらあやまるばかりの母でしたもっと淋しい人がい
遠く都会を ぬけ出して二人で来た街は見わたす限り いっぱいに花を咲かせてたね夢の中で来たことがあると楽しそうに 君は言ういつかしら 失くしてたハーモニカこんな街
悲恋の夜の月あかり窓にまだらの迷い猫遠いラジオのノクターン膝に夢二の画集のせ待てどくらせどこぬひとを宵待草のやるせなさこよひはつきもでぬさうな闇から抜けた汽車の
しゅるるる しゅるるる 風車なみだ色した雨あがりしゅるるる しゅるるる あなたは夢のむこうへ消えてった明るい五月のゆうぐれにあなたは遠い旅に出た幼いころに帰りた
あなたの部屋のランプのわきにピクルスのびん 置いて行きますあなたがいなくて いいのですどなたと会っても いいのです読みかけの本や ひろげた地図に近くて遠い あな
三の酉まである年はなぜか寒いねとあなたは自分のコートをいきなり脱いで私の背中にかぶせてくれた人波に押されつまずくたびにもしかしたなら このまま私倖せにまぎれ込め
雨が降る 雨が降る私の心は涙と一緒に流されそうなぜかしら なぜかしらこの頃涙もろいの十六 十七 笑いも出来ず悲しい想いで暮してばかり明日という日は遠過ぎる明日に
三年坂 三年坂私もあれから三年大人になりました甘酒でからだをあたためます京都はまだまだ寒いのです三年坂から清水(きよみず)まで想い出の石段歩いています鐘の音が鳴
何もいわず あなたは背中向けて行きますほたる坂に初雪はらり舞います冬のはじめは心細くなります私は泣いてもいいのですか思い出せば みじかい夏と秋の間の夢のようなひ
しだれ柳の 乱れ打ち金や銀色の 夜染め花美人薄命の いわれにもあなたのなごりが 響きますあなたのこしらえた 浴衣のすそはきぬ糸の風に 遊ばれてくるぶしにさえ と
愛はさざ波のように始まり二人の胸に夢の橋かけてくれた束の間の口づけして別れ別れになっても枯葉に書いた愛の手紙送る忘れないでいつも命かけて信じあえばこの苦しみにも
きっと恋する気持ってこういう時を言うのでしょう何もかも今なら許せる出会う人にまであいさつ鏡の前で泣いたまねあの人は気づかうかしら笑顔の方が魅力的かしら初めての口
風の砂山は さらさらと音ばかり鳥のなき声も今はなく暗い冬の日ぐれひとりうずくまり 指先を走らせて描いた名前まで消して行く風が走りながらさびしいな さびしいなまた
たよりない指先でつまびくギター夜のベランダ 私のひとりだけのステージあなたがここにいたら 窓にもたれてやさしい歌を一晩中そっと歌ってあげる聞こえますか 私の声届
春一番が吹いた朝あの娘は行ってしまったよちぎれた紙が舞うようにふわりと街を出て行ったさびしいパブの片隅にぽっかり穴があいているあの娘が膝を抱きながらほほえみ投げ
どんなに 自分に 嘘をついても淋しいときは たまらなく悲しみを海の向うへ流したいそんなとき 貝殻耳にあてると昔の人の なつかしい声が優しげに 語りかけるよ 子守
私は真赤な櫛をさし風呂敷づつみを一つ持ちきれいな名前のこの町へ涙を一粒つれて来た小雪しんしん孔雀町窓からつき出た風車いつしかすっかり色あせてこの世を思うも思わぬ
ここにこんな娘ひとり夢をさがして泣いています忘れないで 見捨てないで愛の光を そっと当てて そっと当てて目立たない娘にも一つだけ おとぎ話つくらせてほしいのよこ
春に別れたひとが今日 たずねて来たわ愛は早い者勝ちでは決してないのよと暗い笑いを浮かべてたクラスメートしとしと小雨が降る 日暮れの窓にさびしい横顔だけうつしてた