雷獣(日野聡)

刹那の煌めき – 雷獣(日野聡)

常世を切り裂いて 白い肌掠める
閃光は君を 誘(いざなう)う甘い罠

途方もなく長い 暇を持て余した
君を見つけた瞬間(とき) 動き出す

退屈の世の最果てで
繰り返すだけの日常に 今極上の媚薬を

狂乱の宴をさあ始めようか 今
幻惑の光 歪むその表情(かお)見せて
嘲るだけじゃもう 満たされやしない
禁断の果実を君に

霞に身を隠し 天より忍び寄る
地を打つ雨音 鬼さんこちらへ

嫌われるは厭わず 馳走は甘い響き
喉からその声が出(いず)るまで

雷鳴の響く黄昏
堕ちた獣と一度きりの 戻れない契りを

水面(みなも)に月が姿 映す前に
君と共に消える 朱(あか)い影 雲のよう
過ぎ去りし時間(とき)は 流れゆくまま
零れ落つ 涙は永遠(とわ)に

宙に舞う その花びらのような
雲は身を窶(やつ)す
閉ざされた心 開くとき
口紅の色 真紅に燃えて

闇夜に月が 煌めく頃 咲いた
君の光 今この手で閉ざして

狂乱の宴をさあ始めようか 今
幻惑の光 歪むその表情(かお)見せて
嘲るだけじゃもう 満たされやしない
禁断の果実を君に

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