さみしさを なだめすかして
ベッドに もぐりこむ
人生に 春が あるなら
綺麗で いたいけど
愛して 愛して 捨てられて
あなたに はじめて 愛された
迷路から ぬけだした
私への あー 朝やけ
胸ふかく 傷を 宿して
寒さに おびえてた
あきらめちゃ 未来(あす)は ないこと
本当の ことだった
尽くして 尽くして 捨てられて
この目が この手が あたたかい
砂漠から 海に出た
私への あー 朝やけ
泣いても 泣いても まだ泣けて
いのちを わけても 削っても
荒野(あれの)から 道の駅
私への あー 朝やけ
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海霧の 花咲港(なはさき)へ一人旅立ち 来たけれど古い映画(シネマ)の 場面(え)のように別れ際 汽車のデッキへあなたをさらえば よかったよたとえ…涙がながれて
ねぇ心が忘れないそう あのときの夜明けを指さえもふれないあなた憎みながら吸い殻を数えて悲しい気持ちに濡れた恋未遂の傷あとだけこの胸に残したまま時が過ぎて 色あせ
夜の帷がそっと降りて 人影 靴音 銀杏の並木風に押されて歩道を行けばポツリと涙がこぼれた首を振って 信じられない別れの言葉 かき消すあなたのために あなたのため
トンネルをくぐりぬけ 降りたつ駅はドラの音の 似合う街 少しだけ寂しい想い出ばかり たどってみても愛した人 別れた人 今…神戸 叫んでも 届かぬ思いいつも見てた
この街では 誰もが皆 蒼い旅人愛に迷う 物語は 今夜もうラストシーン東向きの 窓に映る 光の海と五番街の 人の波に 思い出を捨てましょう55丁目の ホテルの部屋
いま人生を いま振り返るせつないほど 深くなぜめぐりあい なぜ愛しあうみつめている あなたをこのときめきを この温もりを奪われないようにいつ花が咲き いつ実をつ
終着駅 長崎 嘘をつかれたことよりも約束を忘れられたことが 少し悲しい紫陽花の花言葉は 移り気な心と聞いた雨に打たれ 石畳に それでもより添う その花坂道いつも
あなたを優しく包んでやれなかった外套(コート)の襟を立てる本当は辛く 泣いていたあの日を思い出す季節が流れて街のショーウィンドーにもう若くない自分と昔のままの空
あなたにふれても 身体(からだ)が 悲しくなるほど開(ひら)かず心の半分だけなら それでも愛だとわたしは悪い女 何かがそうさせるからあなたが先に わたしを捨てて
いつか来た道を 歩いてみれば恋しく揺れる あなたの面影こぼれた涙が 乾いてゆくまで寂しさ抱いて 夜明けを待つわあなたと別れた雨ヶ瀬橋(あまがせばし)でいつまでも
あゝ ガラス窓にあなたの 名前を書いてため息で小さく さよなら つぶやくあゝ 忘れる為に旅なのに 見るものすべてがあなたにつながって 涙さそうばかり淋しくて 淋
あなたの愛が 落葉のように金色に染めて 疲れ果てたまま 恋の終りを告げる誰のせいでもなくて 糸の切れた きっと運命時が見捨てた ふたりは 見知らぬ あしたからは
愛し疲れて 私の胸で子供みたいに 眠っていたわ朝が来たなら 他人の顔で部屋を出て行くあなた心だけは置いていってね忘れないで離れても人目しのんで 愛すしかない二人
リムジンバスが 遠ざかるあなたを残して 街からこのまま二人 つづけたらどちらも傷つく 気がしてあゝ何も言わずあゝ逃げるようなこんな別れ こんな別れ女だから 悲し
別れ心 感じとった あなたのずるさは切り札の 優しさ 隠しているから泣かせ言葉 耳にからめ 身体をすり寄せ寂しさを いつでも 武器にしてるそれでもそばにいるだけ
投げ出せば終わる そんな恋しがみつくだけの そんな恋あなたやさしさを私に下さいことばにして つなぎとめて冬が過ぎればまた想い出ひとついつしか 夢さえ浅い眠りにう
大人の恋をしただけど割り切れない一人旅もしたけど忘れられない人絶望の夢を見て眠れない夜更けあなたの閉ざした心を知りたい急ぎあしで行く 季節の朝に取り残されそうな
はりつめたまま 眠りにもぐっていろんな事を考えても しょうがないけどすり減った鍵じゃ 夜に向かう扉何度まわしても 空回りするから愛しい人よ どこにいる心の中じゃ
ほんのみじかい夢でもとてもしあわせだった逢えてほんとによかっただけど帰るあなた泣かないと誓ったけれどそれは無理なことだと知った折れるほど抱きしめたいと心からそう
夢を肴に飲むだけ飲んで酔っぱらった夜更けは悲しいくらいおまえが恋しい逢いたくてつらい人間(ひと)は過去へ帰れないから歌うのだろうか流行歌(はやりうた)の頁をめく