別れ 別れ辛さに
唇かめば
啼いて渡るか 空とぶ鳥も
今宵かぎりの ふたりの影を
照らす岬の 燈台あかり
どこへ どこへ行こうが
逢わずにいよが
変らないのが 男のこころ
つきぬ思いの その思い出に
ともれ岬の 燈台あかり
ないて ないてはるばる
旅ゆく鳥も
いつか帰るよ 故郷の空へ
明日は他国で 夢見る海を
照らせ岬の 燈台あかり
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山の里なら 淋しいにましてかっこうの 啼く日暮れ俺ら一人を 置き去りに行ってしまった 憎い娘よ遠い都は あの辺り去年祭りに 二人して買ったショールの 後影行かせ
どうせ波間の 渡り鳥啼(な)き啼き行くのが 旅ならば呼ぶな他国の 燈台あかり男瞼が なお濡れる海の暗さよ 夜(よ)の寒さマストが揺れれば 身も揺れる裂いて捨てよ
もろいはずでは なかったが今の別れにゃ つい負けたやぼと知りつつ あとふり向けば空(から)の荷ぐらにゃ 月ばかり小諸出て見ろ 浅間の山にきょうも三筋の けむり立
花の故郷(ふるさと) 出たときはエエ 出たときははずんでいたっけ 影法師今じゃ巷(ちまた)の 坂道を泣いてよろけて 口笛もいつか忘れた 忘れたなァ遠いあの娘(こ
そんなに泣きたきゃ 泣くだけお泣きあとで笑顔に 変るなら 変るなら俺とおまえにゃこれが別れだ 最後の夜だああ やがて霧笛の 鳴る夜だそんなに行きたきゃ 行こうじ
舟がゆくゆく 嫁入り舟が祭り囃子の その中をおさななじみが 思いをこめて打てば太鼓も月の流れを 泣いて行く木の実ふるふる 社(やしろ)のかげできいた子守の 唄の
情をかけて はずされてひょろりよろけた 裏通りどうした どうした 意気地(いくじ)なししかりながらも やりきれず居酒屋の あかりへすがりにきょうも来る昔の俺と
波止場(はとば)離れりゃ 未練は捨てな陸にゃ住めない 海の鳥あすはどこかの 異国の港待っているだろ 一夜(ひとよ)の夢が青い月夜だ 甲板(デッキ)で語ろ呼んでい
男素顔を 化粧にかくしゃ浮かれ舞台の 幕があく花よ花よと もてはやされてきょうもせつなや 舞扇恋に生きよか 芝居に死のか乱れ心に 夜の雨役者稼業(かぎょう)に
夜の巷(ちまた)の 小ぬか雨なぜに男の 胸濡(ぬ)らす流れ流れの しがない生命(いのち)せめて一夜(いちや)は 愛の灯(ひ)に折れた翼に 風が吹くそんな気がする
春が来たとて 行ったとて旅の流しにゃ 知らぬことギター泣かせて 俺も泣くどうせはかない 恋の歌好いちゃいけない 好けぬ身はいっそせつない 胸のうち閉じた瞼(まぶ
夜行列車よ 俺を乗せた 青い夜汽車よ今 故里を 過ぎてゆくあそこだよ あの山のふもとだよおふくろが妹が 住んでいる夜行列車よ 汽笛ならせよゆれて ゆれて ゆれて
静かにひびく 鐘の音(ね)に君をいとしむ 夜の海二度と逢えない 微笑みは銀のマリアに しのぶだけさよなら天草よ ロザリオの島涙でつづる 思い出は好きとはじめて
暗い夜業(よなべ)の 灯(ひ)の陰にそなた案じて 筆とり候秋の祭りの 太鼓の音も一人わび住む 母なればなまじなまじ なまじ白髪(しらが)のますのみに候結ぶ夜毎の
そぞろ歩きの 心斎端(しんさいばし)でいとしき君の 面影(かげ)慕う男心に しみついたたった一度の 思い出を秘めて大阪 灯(ひ)がともる好きというのも もどかし
雪深い北国のちいさな ちいさな宿だけど別れたやつに そっくりな着物の女が 酒を注ぐ外はしんしん 雪が降る夢もしんしん 凍りつく好きだけど 今は駄目よと……雪国の
「ほれてた」なんて 本当かいお前の涙を 初めて見たぜ強いようでも やっぱり女行っちゃいやだと胸にすがった 手が痛い「死ぬ気だ」なんて 本当かいお前の弱気が おい
海の暗さが 侘(わ)びしゅうてならぬ風は冷たく ほほたたく胸に浮かぶは あの娘(こ)の港ほれて ほれてほれていりゃこそ 思い出す波が牙(きば)立つ 寒流はるか行
お客さんに せがまれて 唄ったよ生まれ故郷のあの唄(うた)を唄っているうち 恋しくなってじんとじんと じんとじんと瞼が熱くなり思わず泣けて しまったさ縄(なわ)
熱い涙に頬を濡(ぬら)し じっと見つめてる忘れもしない 淋しいひとみ何故にこうまで 故郷は遠い雨の都の片隅は 片隅は暗い嘆(なげ)きの 夢ばかり誰が忘りょう 指