桐山純一

縁歌の旅路 – 桐山純一

「苦労かける…」と 肩抱き寄せりゃ
おまえの涙を 夕陽が染める
…ありがとう
おまえいたから 人生あらし
何度耐えたろ 越えただろ
夫唱婦随(ふしょうふずい)の 縁歌の旅路

「寒くないか…」と こぼれる雪を
払えば可憐に 黒髪揺れる
…あたたかい
愛のぬくもり 羽織れる暮らし
冬が傾き 春の花
きっとほころぶ 縁歌の旅路

「ついて来るか…」と 振り向くたびに
おまえはやさしく 微笑み返す
…うれしいよ
生きる勇気が 背中を押して
明日(あす)へ踏み出す むかい風
希望(ゆめ)が道づれ 縁歌の旅路

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ああ夢かいどう – 桐山純一

安芸の宮島 しばらくさらば俺は男の 旅に出る暗い世の中 つまずきながら夜更けの風は かまいたち目をとじて…花を咲かせて 雪を降らせたどこにあるのか 俺の出番が夢

だいじなお前え – 桐山純一

苦労かけたね ゆるしておくれ口でいえない もどかしさ大事にするよ これからは男ロマンを ひきずって今に今にと おれはいうああそばにいて いつまでも長い人生 ふた

望郷山野 – 桐山純一

山の向うを 吹く風が遠い思い出 連れて来る故郷離れて 幾年(いくとし)かホタル祭りの 夕闇恋し帰りたい…幼な馴染みの あのひとを慕い歩いた 畦(あぜ)小道指切り

夢遠きふるさと – 桐山純一

夢をのせた 列車は街の明かり 見えない望み遠くなるほどに浮かぶあの幼児(ころ)今はただすがりたい一人残した母へ帰りたい ふるさとへ涙こらえて願う帰りたい ふるさ

「人生」ものがたり – 桐山純一

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紅いサルビア – 桐山純一

じっとしてろと 叱っても軽い風邪だと 無理をする紅いサルビア 日照りの道に揺れて咲いてる 微笑むようにおまえみたいな 愛しい花だよ夢を一緒に 見させてと安いおも

まごころの花 – 桐山純一

あなたひとりの 身体じゃないと傘をさしかけ 濡れる女(やつ)惚れたのさ…惚れたのさ…そんなおまえに 惚れたのさ…俺の命に すがって咲いたなさけ一輪 まごころの花

門出酒 – 桐山純一

おとこ花道 駈(か)け出すからにゃ踏まれ蹴られは 覚悟だぜ勝つか負けるか 人生勝負…むかう嵐に 眉あげてグッと呑みほす 門出酒惚れたあの娘(こ)は 花なら蕾(つ

俺らしく – 桐山純一

さくらはさくらの 花がいいゆりにはゆりの 花が合う決まっているのさ 初めから自分らしく 俺らしく人には似合った 花がある自分の花を 咲かそじゃないか背伸びはしな

あれからまた冬隣 – 桐山純一

下手な嘘も言えずに うつむいてた横顔夜にまぎれ あなたは 何処に今いるのあれからまた冬隣 腕枕しか眠れない酔う振りして 帰りなよ言い訳は いいから‥ほんの一時(

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