サノトモミ
明星 – サノトモミ
光の波に乗って 知らない街へ行くわ
宵待ち顔した表通り
黄昏またたいてた
重ねた指先 煙草のにおい
瞳が好きと言った 優しく髪を撫でた
気の利いた嘘を並べた街
雨が降り出していた
離れた心を気づかずにいた
不器用だったころの思い出だけを置いて
光の波に乗って 知らない街へ行くわ
光の波に乗って 知らない街へ行くわ
宵待ち顔した表通り
黄昏またたいてた
重ねた指先 煙草のにおい
瞳が好きと言った 優しく髪を撫でた
気の利いた嘘を並べた街
雨が降り出していた
離れた心を気づかずにいた
不器用だったころの思い出だけを置いて
光の波に乗って 知らない街へ行くわ
地下鉄の出口 重なった高速の鈍い色数えきれない すれ違う顔の影と消えて行くこの夜にどれくらいの愛が生まれて 何を語るのFalling in nightやり過ごす
暮れてゆく陽の長さだけが 過ぎた時間を知る温もりをなくした掌 もう何も知らなくていい重く影を曳いた市電を追いかけて誰かを探す風を抱いた髪は この手をすりぬける何
北向きの窓のそと 絵本のような景色音を消して積もる雪あたたかい部屋に あなたと二人分のコーヒー入れ レコードかけてほら 大好きな 冬がきた渡り鳥が届けた はるか
すべり込むあの日の言葉夢からさめて あなたが連れ出した闇を裂き 灯り放つ街を見渡すつばさ今 ランディングタイムSweet Love はじまる静かに あなたに向か
どこまでも続く なだらかな白い砂よ泣きたくて目を覚まし 砂浜へと走るあの夏が 切なさを残して二人のラストサマーよみがえれ 香り立つ鮮やかな午後陽に灼けたその胸に
昔の映画みたい 心のかわく音が響くStay あきらめが なだれ込む夜うしろ姿見てた降りしきる雨 混みあった道騒ぎすぎた街のかけらくちづけの優しさだけが車に残され